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会社史 -episode of work style revolution-

濱田製作所は2024年4月15日で70歳になりました!(*´`)ノオメデト─ッ♪

 

ということで、前回からの続き物です。

前回は今でも大活躍の弊社製品についてのお話をしました。

そして今回は、採用に注力し始めた近年の会社の動きについて、筆者自身の目で見てきたことについて書かせていただきます。

 

働き方改革編!スタートです!!

 

 

立ち上げ期の激動を終え会社もすっかり安定していた頃、私は転職組として濱田製作所へ入社しました。

その頃は「ザ・昭和」な雰囲気が色濃く残った社風でした。

男は外で遅くまで働く、女は家でご飯を作る。というような、そんな雰囲気を感じさせる会社です。
実際、毎日残業をするのが当たり前。人によっては日をまたぐことも。
有給休暇ももちろん取れず、インフルエンザ等の病気にかかったときだけ有休を使って仕方なく休む。そんな日々が当たり前のように繰り広げられていました。

“当たり前のように” というのがポイントで、これは誰も悪いともおかしいとも思っていませんでした。

中堅、ベテラン社員が圧倒的に多かったというのもあって、みんなこの状況に慣れっこだったんですね。

この「中堅、ベテラン社員が圧倒的に多い」という現実も、世代交代に失敗し技術が継承されない暗い未来が待ち受けていることを示唆していました。

ということで、
・若手社員を増やす
・ベテラン社員が辞める前に若手とラップさせる
この2点を目標に、新たに動き出すことにしました。

濱田製作所の新卒採用、スタートです!

最初は手さぐりで始まりました。

・とりあえず大学に求人票を持って行ってみる。
・採用サイトの運営さんにどうしたらいいか聞いてみる。
・合同説明会に参加してみる。

など、いろいろやってわかったのが、弊社には魅力が無い!!
技術的にはすごいことをやっていたり、仕事内容は唯一無二の物を作っていたりしましたが、インパクトに欠ける、そして働いている良いイメージが湧きづらい。。。と感じました。

 

そこで、採用活動であまり大っぴらに言えていなかった「残業」や「働きやすさ」のところを、とことん追求して弊社のアピールポイントに変えよう!と思い立ちました。

残業が当たり前だった会社で残業をしない努力をしてもらう。
これは思っている以上に大変なことでした。

まず最初に起こったことは、帰れる人が帰り始めました。
・なんとなく先輩が残っているし、、、
・この仕事、明日でもいいけど残業して今日中に終わらせとこうかな、、、
という人たちは積極的に帰ってくれ始めましたが、これには一つ問題が。

仕事ができる人、たくさん仕事を任せられている数人だけに皺寄せが行って、その数人はいつまで経っても残業が減らないという状況に。

次にそこをなんとかするために、仕事をどんどん割り振るようにしました。
人への割り振りだけではなく、繁忙期の仕事を少しでも閑散期にやっておくなど、スケジュールの割り振りなどを意識的に改革していきました。

そうしていくうちに残業も減っていき、いつしか残業の無さが弊社の強みになってきました!
今では残業が無い上に若手社員にもやりがいを感じられる仕事を任せられて、みんながHappyです!!

 

次に取り組んだのが有給休暇です。
忙しい人、言い換えると仕事の出来る人は有休が取れない。
今まではこれが当たり前でしたが、そもそも同じ業務内容なのに忙しい人とそうじゃない人がいることが問題でした。
これも仕事の割り振りを上手にすることで余裕が生まれ、一人一人が計画的に動けるようになり、有休を取りやすい環境が整いました。
社員へのインタビューでは、最近は家族との時間もたっぷり取れているとのことでとても喜んでもらえています。

 

そして最後に育休です。
弊社では女性の事務員が一人だけ育休を取ったことがあり、男性社員に関しては今まで一人も育休を取ったことがありませんでした。
そんな中、弊社の変わりつつある働きやすさにも共感して入社してくれた若手社員から育休の相談が。
弊社としては「働きやすさ」の最後のピースが揃った!と思い、是非育休を取ってほしいとこちらからお願いする形で快諾しました。
結局この社員は6ヵ月の育休期間を経て、会社へ復帰し今も活躍してくれています。
6ヵ月も間を空けてから仕事に復帰することに対して不安はなかったの?と聞くと、不安はあったが徐々に慣れていけるようなフォローをしてくれたので平気でした。とのこと。

 

 

これからも「はたらきやすい職場づくり」を益々推進しつつ、はたらきがいを感じられる職場であり続けたいと思っています。

弊社はモノづくりの会社です。
何のために作っているかというと、当然お客様の為です。

弊社の機械を必要としてくれるお客様は、今何に困っているのか。なぜ必要としてくれるのか。を胸に刻みながら今日もより良い品質で製品を作り続けてまいります。

 

70周年を超えて、次のミライへ!