所有欲
すっかり生活の一部になりましたよね。
こんなに生活が豊かになるなんて思ってもみなかったです。
登録するともう後には戻れないと言いますか、ホント便利ですよね。
サブスク!!
聞き放題、見放題、歌い放題、飲み放題
年会費または月会費を支払って、条件や限度はあれど、やりたい放題やらせてくれるサービスです。
実は私、最近のサブスクの定義について気になっていることが、、、
元々サブスクとは「月1,000円で映画見放題ですよ。」
みたいなサービスだったと思います。
ただ最近は「月1,000円で映画を5本まで見ることができます!」
というようなサービスまでサブスクと自称しています。
買い手側からすると、数量が限定されていて見放題ではなく、あまりサブスク感はありませんよね。
しかし実はこれ、売り方自体はサブスク型という売り方、毎月定額お支払いいただくという形でれっきとしたサブスクなんです。
私はビールのサブスクをやっていますが、毎月定額でクラフトビールを好きな組合せで24本届けてくれるというもので、これはサブスクか?と随分悩まされたものですが、売り手側目線のサブスクだったとは!!
で、実は今日はビールの話がしたいのではなく。
サブスクで映画を見ているあなた、サブスクで音楽を聴いているあなた。
最近、CD、DVD買ってますか…?
ほんの10年ほど前までは好きなアーティストのCDが出る度にCDを買って(または借りて)いたにも関わらず、随分生活様式が変わったなと感じています。
先日衣替えついでに大掛かりな模様替えをしていると、CD、DVDが詰まった宝の山を発掘しました。
うわー!あんなに大切にしてたのに完全に存在を忘れてた!!
サブスク黎明期には自分で所有しているブルーレイはサブスクのサービスではなく、わざわざブルーレイディスクを挿入して見ていたなあと思い出しました。
アマプラに無ければレンタルショップに走っていたあの頃は、便利と不便を少しずつかじって満足と浪費を得ていたんだなあと。
学生時代は好きなアーティストのCDを持って学校に行って、交換し合っておすすめし合っていたなあ。
そんな勧め方は今は全くできません。
本でもCDでもDVDでも、全てストリーミングでの視聴や所有していてもデータでの所有です。
昔、高価なアルバムCDを購入したときの何とも言えない所有欲が満たされる感情は、今の子からはなくなってしまった感情なのでしょうか?
シェアリング時代、デジタル時代の今だからこそ、「物」を持つということは昔以上に特別なことになってきたように感じます。
便利でお得なサブスクもいいですが、宝物になる「物」を買うのもたまにはいいなと思いました。