ガチャ
ガチャガチャ、流行ってるみたいです。
別名、というか、本名カプセルトイ。
私は中学生の頃に「こんなんいつ使うの?」「邪魔なだけでしょ」みたいなガチャガチャの景品が大好きで、よく回していました。
キャラクターものから謎の工事看板、銃やスパイグッズなど、子ども心をくすぐられまくったのを昨日のことのように思い出します。
その頃のガチャガチャというのは、
何が出るかなー?あー、欲しいのじゃなかったー。残念だけど仕方ないね。
という感じでした。
時代は変わって今のガチャガチャは、まずはターゲットが大人だそうです。
確かに、昔のアニメやゲームのガチャガチャも数多く出ている気がします。
ということで、売れ方も少し変わったようで。
お金を持った大人が買うのでかなり大人な大人買いをしているみたいです。
当たりが出たらもう一本。の真逆、はずれが出たらもう一回と言わんばかりに、自分の欲しいものが出るまで回し続けるという買い方が一般的だそうです。
大人、ズルい。。。
一発勝負の世界だった中学生の私が見たらきっとこうつぶやいていたことでしょう。
と、ニュース記事から着想してここまでつらつらと書いてきましたが、ふとスーパーにあるガチャガチャを見てみても、今では全くほしいという感情が湧いてこないんですよね。
なんで?と考えてみたのですが、なんで欲しいのか?を考えるより、
なんで欲しくないのか?を考える方がよっぽど難しいです。
まず、昔はなぜあんなにガチャガチャに興味があったのか。
何が出てくるかわからないワクワクが楽しかった。
誰も持っていないものを見せびらかしたかった。
話の中心になれる優越感があった。
こんなところでしょうか?
今思うと割と陳腐で子供じみた理由ですけど、子どもの頃のことなので、まあ良しとしてください。
では今ガチャガチャにはまっている大人と、はまっていない私の最大の違いは何かというと、これは明確に分かります。
「推しがいるかどうか」
です。
実は今ガチャガチャにはまっている大人たちは、大体「推し」を引くために頑張っています。
大人になってから感動した、アニメハイキュー!!の敵チームのキャプテン
子どもの頃好きだった女児向けアニメの紫の魔女っ娘
今をときめくアイドルバンドのギターのアクスタ
こんな感じで「好き」がはっきりしている人は「欲しい」もはっきりしているんだと思います。
私自身はあれもこれも、なんとなく好き。という感じなので「欲しい」という感情も少しぼやけているのだと思います。
ガチャガチャに数千円、数万円を注ぐニュースに「もったいない」と吐き捨てるのは簡単ですが、私は少し羨ましく思いました。
次は「ガチャガチャにハマれない大人」特集をする際には是非私に取材に来てください。