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宇宙という言葉

新人スペースレンジャーの諸君、聞いてくれ。
ザーグは我々のファクトリーで、秘密兵器のパワーアップをたくらんでいる。

 

先日ディズニーランドに行ってきました。
閑散期ということもあり割と空いており、代わりに外国人が大勢いて、いつも以上に非日常感を味わうことが出来ました。
ということで冒頭のセリフ、バズライトイヤーのアストロブラスターに乗っているときの事。

「あれ?宇宙ってコスモじゃない?コスモスポーツは宇宙一!ん?ユニバースとかも宇宙って訳すよね。宇宙って何?」

と、宇宙について考えすぎて底なし沼にハマる所でした。

待ち列の前後が英語を話す外国人に囲まれていたのも、余計言葉としての英語を意識させられた要因かもしれませんが。
最近はおしゃれな人は全員パソコンがMacなので、日本語ではなく英語でファイル名をつけておくとMac-Win間でデータ転送する際にも文字化けせずに安心ということもあったり。

何かと英語や英単語に触れる機会が多くなってきました。

 

ということで、今回は宇宙について!
ではなく、もっと絞って「宇宙」という言葉についての記事です。

 

まず日本語の「宇宙」。
なんとこの言葉自体が日本で使われたのは紀元前2世紀頃から。
ただ、この頃は中国から伝わった百科事典に書いてある程度で、しかも意味は時間と空間全ての事。
今の宇宙の意味とは違うようでした。
日本語として初登場したのは「日本書紀」からで、こちらも「現世」や「この世」のことで、今とは意味が異なっていました。
最終的に現在の意味として使用され始めたのは明治時代に入ってからのようです。
鎖国が終わり、西洋の科学技術用語が一気に流れ込んできて理解する必要に迫られたとのことです。
ただし、信長は地球儀を持っていたと言われていたり、詳細な時期については諸説あるようです。

 

そして本題!
宇宙に関する英語を4つ用意しました。

「universe」
これは “宇宙全体” というイメージで使われる言葉です。
地球だけではなく、宇宙全体。宇宙で一番あなたが好き!
I love you the best in the universe!
みたいな。

「cosmos」
辞書では “宇宙観 (秩序のある調和のとれた)宇宙のこと” と書いてあります。
日本語の “天体” などよりも、もっと学術的で一般人はまず使わない単語みたいです。
例文もほとんどなく、わからず使うなという意思をひしひしと感じます。

「galaxy」
サムスンのスマホ

「space」
宇宙の中でも地球の周りをイメージした宇宙です。
大気圏外、太陽系内くらいの範囲でしょうか。
普通に “宇宙” と言うときはこの言葉を使えば、まず間違いないかと。

ところでspaceって日本語でもスペースと言って “空間” という意味もありますよね。
これはラテン語の距離を表す言葉 “spatium” から来ています。
大きな広がり!でかい空間!宇宙!みたいな、そういうイメージの単語です。
ウルトラマンのスペシウム光線もこのラテン語から来たんでしょうか?少し似てますよね。

 

ということで、バズライトイヤーのアストロブラスターから話があっちこっちに飛び回りましたが、
これからは 宇宙=space と認識すれば良さそうです。
最近の話題では、JAXAの月探査機 “SLIM” のピンポイント着陸も、復活劇もすごかったですね。
地球を出てから月にたどり着くまでの軌道がもう、すごいことになっています。
JAXA SLIM特設サイト
宇宙はロマン!

 

 

PS.  To infinity and beyond!

    ↑

これを「無限の彼方へ、さあ行くぞ」と訳した人すごすぎ。天才。