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男性育休

赤ちゃんを授かりました!!

という報告を受けると、おめでとー!!

とみんなで祝福ムードになるので世界が数lm明るくなった気分になります。

lmはルーメンと読み、明るさの単位です。
電球はワット数で表していましたが、になると60W相当を8Wで賄えちゃうので、LEDに代わったあたりから明るさの単位lmを使うようになったみたいです。

そんな明るさが弊社にも届くことになりました!
男性社員が妊娠の報告をしてくれまして。

 

ただ、ベテランの多い弊社としては、赤ちゃんができること自体がとても特殊な出来事で、男性育休取得は手さぐりで始まったプロジェクトでした。
弊社で最後に育休を取ったのは16年前、女性社員が産休の続きでそのまま取ったのが最後でした。

実はこの時に育休を取った女性が弊社初の育休を取得した人物で、このことからもわかるように元々弊社は “働きづらい” 会社だったようです。

それから時が過ぎ、人も入れ替わり、現在。

 

冒頭の明るい話題が久しぶりに弊社へ!!
男性としては異例の、6ヵ月の育児休業を取って戻ってきました。

 

男性育休実績ゼロの弊社がどうやって6ヵ月の育休を取らせることができたのかをお伝えします。

 

1. 相談

まずは育休を取りたい旨を上司に伝えます。かなり早い段階から取得希望者から上司へ相談がありました。
おそらく妊娠がわかってすぐくらいだったのではないでしょうか?

 

2. 相談

打ち間違いじゃないですよ。1に相談、2に相談。
次にどれくらい育休を取りたいかを決めます。
この時、会社としては育休のメリット・デメリットをはっきりと伝える必要があります。
給与面がどれくらい変わるか、
休む前の “引継ぎ業務” をしなければならないこと、
どう復帰するか、
仕事量ゼロから一気に100まで増やすか、
新入社員レベルの仕事量から慣らしていくか、
慣らすならどれくらいの時間を使うのか 等々。
また、この時会社側の意見もきっちり伝えます。
今どれくらい戦力として期待しているか、
いなくなったらどのくらい痛手であるか、
それでも育休を取って育児を頑張ってほしい事 等々。

片方の言い分だけ飲むのではなく、双方言いたいことを言ってどうしていきたいかを話しあって落としどころを見つけるのが大切だと思いました。

 

3. 協力

育休は上司と該当者だけの問題ではありません。
育休中に業務を引き継ぐ人、
育休前から続いていた取引先の担当者、
育休者の業務の前後のプロセスに関わる人 等。
弊社のような小さな会社であれば、社内はほぼ全ての人、社外の人まで巻き込んだものになってきます。
そのため、休む前から休業の旨を伝えていき、引継ぎ者には直前で詰め込むことが無いよう時間をかけて引継ぎを進めていきました。
また、精神的にもスムーズに育休に入れるよう、またスムーズに復帰できるように全社で協力体制を整えました。

 

4. 休業

準備万端で迎える休業開始日。最後にこの日から開始で良いか、
復帰日はいつかを改めて確認後休業に突入です。
弊社では休業中にはなるべく連絡を取らないことにしています。
復帰1ヵ月前に会社の現状を伝えたくらいでほとんど連絡は取っていませんが、年に一度の忘年会には育休中でしたが参加してくれました。

 

5. 復帰

復帰時、会社が伝えることは「お帰り」と「帰って来てくれてありがとう」。
ここでもお互い伝えるべきことをきちんと伝えます。
そして、これは事前に決めてあったのですが復帰後1ヵ月はリモートワークで業務にあたります。
ただし業務内容によってはリモートが難しい職種もあるので、半日ずつの勤務にするなどいろいろ手はありますが、いずれにせよすぐにフルワークではなく徐々に慣らしていく方が良いと感じました。

 

 

と言う流れで、事前に準備し十分な話し合いを経て、会社にとっても育休取得者にとっても良い育休となりました!

弊社では今のところ、直近3年の育休該当者が一人なので、一応100%取得を達成しております✨

 

この男性育休を広島県のベストプラクティスとしてwebサイトで紹介され、先日取材にも来ていただきました!
その取材に来た人がなんと…!

元 サンフレッチェ広島 森崎浩司 様!!

サンフレッチェ広島自体が、広島イクメン推進アンバサダー なのだそうです。
そしてサンフレッチェ広島のアンバサダーが 森崎浩司 様 ということでご来社いただきました。

実はいろんな企業へ取材へ行かれているようで、その様子は以下から見ることができます。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hint/torikumi.html

 

(浩司さん、優しくてカッコよくて、ますますファンになりました!
取材の待ち時間には社員と写真を撮ってくださったり、サインにも応じていただき、素敵な時間を過ごさせていただきました。
これも、彼が育休を取ってくれたおかげかな?)

 

今は取材直後の為弊社は掲載されておりませんので、掲載されるまで今しばらくお待ちください!