色のひみつ
貴方の落としたのは銀の斧ですか?それとも、金の斧ですか?
斧なんて落としていない?ほんとに?
まあ、落としてなくても今後落とすかもしれないから気をつけてね。危ないからね。
はい、ということで、本日は色についてのお話です。
斧の話じゃないですが、弊社の機械に限らず鉄でできた製品設備はだいたい似たような銀色をしています。
それは鉄がそういう色をしているからというわけでもなく、、、
例えば弊社の工場内を見てみましょう。
なんか、だいたいどこの工場も似たような色ですよね。
実はこの似たような色になるのにも秘密があります。
例えばこの赤茶色。
これは錆止め塗料の色なんです。
製品には 錆止め + 上塗り(仕上げ色) を塗るのですが、自社用であれば仕上げる必要もないので錆止めのみ塗っています。
また、弊社ではよく見る灰色。先日「匠のアソビ」で作成したBBQコンロでもこの灰色が塗られていました。
実はこちらも錆止め塗料の色なんです。耐熱効果のある錆止めはこの灰色をしています。
では製品の銀色は?
これは熱を扱うものによく使われる色なのですが、銀色には放散熱量(勝手に出て行ってしまう熱)を抑える効果があるんです。
だから灰色の上に銀色を塗り重ねるんですね。
また、傷や汚れが目立ちにくいという実用的な面も兼ね備えている為、耐熱のみならず熱のかからないところにも多用されています。
では壁付近によく使われている緑色は…?
単純に床の色に合わせているだけです。
床の色が緑色な理由は、金属部品が床に落ちたときに見分けがつきやすいなどの理由があります。
と、言うように工場内は様々な理由で塗り分けられているんです。
気にもならないけど、知ると面白いお話ってたくさんありますよ!