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ホワイト企業になるために-育休- 後編

ホワイト企業の条件はいろいろあると思いますが、だれが見てもホワイト企業!という、最低限の条件に「休みを取れるか」というものがあると思います。

頭痛や熱があるのに、それでも会社に来いというのは言語道断。
もう少しレベルを上げて、長めのお休み、例えば有休をどれだけ使えるかとか。

あとは今回の主題にもなっている「育休」を取れるかどうか。

 

前回に引き続き育休についてと、弊社での男性育休取得までの道のりをお伝えします!

 

 

古い考えを払拭して、ようやく育てることの大切さが浸透してきた社内。
そんな中、男性の若手社員の一人から妊娠したとの報告が!

妊娠おめでとう!!
子どもができるからには育休もしっかり取ろう!ということで。
具体的に育休を取りやすくするため、会社としてのメリットを上げていきます。

会社的には、まずは採用活動などで対外的に大きく取り上げられるトピックが増えることは何より有難いことです。

また、弊社では6ヵ月という長期間休むことを予定していたので一時的に戦力ダウンどころか、こう言ってはなんですが、「戦力として数えない」方向で進めていきました。

休むまでに引き継ぎ業務に全力を注いでもらい、一人の仕事を5人以上でカバー。

 

と、いうようなことをしていると…
なんと別件でコロナ陽性者が!!

 

1日とか2日休むだけなら、放っといて出てきたときにちょいと頑張ってもらうのですが、
テレワークも挟みながら1週間も出てこれないとなると、その人の仕事も代わってあげる必要が出てきます。
これは大変でした。
「あの資料どこある?!
昨日までやってた仕事は?
急ぎの仕事で抱えてた仕事ある?!」
コロナでダウンしている当人に聞きたいことや、引継ぎ事項が後から後から雪崩のように攻めてきました。

このコロナ騒動で改めて引継ぎの大切さが身に沁みました。

伝わりやすい引き継ぎ書と、PCやサーバのフォルダ整理等を地道にやってもらい、いざ育休へ!
スムーズな引継ぎの前例ができたことで、その後も長く休みたい人のお手本が一つできました。

おかげで有休を使った長期休暇もなおさら取りやすくなり、会社としても助かりました。

 

唯一悪い点は、いつも居たはずの席が空席なのが少し寂しいくらいです。
(たまに赤ちゃんを連れて遊びに来てくれるのでとても嬉しい。可愛い。)

 

 

ということで、弊社では男性の育休実績を作ることができました。

今回の育休は半年間で、復帰時にも週に数日のテレワークを組み込む予定です。

 

最近の弊社は、働きやすい職場というよりはむしろ、「家庭に全力を注げる職場」というのを目指しています。

いい会社だなーと、入社するときも働いてからも思ってくれたら、その分しっかり働いてくれると思っています。

もちろん会社が業績不振で潰れてしまっては家庭に全力を注ぐどころではありません。
業績を安定させ、もっと大きくなるように、仕事に実直に取り組むことは大前提ですがプラスアルファでなにかできないか。

会社として何ができるかをよく考えることが働き方改革のスタートラインです。

何をしてほしいか社員に実際に聞いてみるのが第一歩だと思います。

ウチでも出来たのだから、きっとどこの会社でも出来るはずです。

 

いい会社が少しでも増えていい社会が広がっていきますように…!