ホワイト企業になるために-育休- 前編
ホワイト企業の条件はいろいろあると思いますが、だれが見てもホワイト企業!という、最低限の条件に「休みを取れるか」というものがあると思います。
頭痛や熱があるのに、それでも会社に来いというのは言語道断。
もう少しレベルを上げて、長めのお休み、例えば有休をどれだけ使えるかとか。
あとは今回の主題にもなっている「育休」を取れるかどうか。
会社からしてみると、一日休まれるだけでも結構痛手です。
それを何日も、育休になると何か月も休まれるとなると痛いどころか瀕死状態です。
エリクサー何個あっても足りません。
ただし、、、
こと育休に関しては、一か月以上前から申請する必要があるという性質もあり、会社も該当社員も準備する期間がしっかりあります。
この準備期間があることで、痛いどころか育休を取ってもらえて会社としてもとても助かることになります。
もちろん育休がとれる本人も育児に集中することができてwin-winです。
今回は育休なんて誰も申請したことが無かった弊社で、どうやって男性社員が育休を取れるようになったかのお話を!
※男女平等が当たり前になった新時代だからこそ、
働く女性の育休問題もいろいろと出てきてはいますが、
今回のブログでは、より取得率が低いとされる男性育休に関してのみ触れさせていただきます。
新時代が怖いか!と赤い髪の彼に凄まれそうですかね。海賊とか、育休認めてくれなさそう。。。
(ボヤキパート)
なんか、こういう会社の仕組みとか働きやすさのお話をすると、大抵海外と比べたがりますよね。
残業とか有休とか、祝日数も違うし、クビの切られやすさ、転職に対する考え方、生活での仕事の立ち位置など
違うところが多すぎて海外と比べるのはあんまり意味ない気もするのですが、まあ、一応。
日本では制度としては、1ヵ月前には育休したい旨を申請しなければなりません。
これは海外では2ヵ月前には申し出なければならないところが多いです。
また、有給育休期間も日本では6カ月以上と、これも世界一長い期間です。
では、そんなすばらしい制度をどれくらいの人が使っているのでしょうか?
知ってたーーー
知ってたけど改めて見るとひどい数字ですねー
お父さん!育休取ってよー!
ヨーロッパでは妊娠中、「妻が妊娠中で」みたいなこと言う人は一人もいないそうですよ。
「私たち、妊娠中なんです。」どうですか?当事者意識ですよ!
(さっきのボヤキパートの海外持ち出しアンチはなんだったんだ…)
それでも昔よりは大分よくなってるんです。
ほんの20年前です。
2002年、サッカーワールドカップ日韓共同開催でナカタやオノシンジに胸躍らせたあの時代です。
あの時代、お母さんは必死に育児し、お父さんは必死に働いていました。
それから20年、少しずつですが夫婦で育児をしているご家庭も増えて来ています。
なんとなくわかっていましたが、改めて数字で把握して父親が育休を取っていない、取れていないことがわかりました。それをなんとか変えようとしていることも。
取れていない原因は?
だいたい会社が悪い。
弊社も、その悪い会社の一つでした。そもそも育休なんて思いもしない会社でした。
そもそものそもそも、採用活動もしていませんでした。特に新卒採用ですね。
育てるということを徹底的に排除した会社でした。
そんな中でも時代の変化とともに新卒採用をすることになり、新卒が入るということは若い子も入ってきまして、新入社員を育てていく中で、自然と
「未来のために次の世代を育てる」
という考え方が浸透しました。
これの延長で、こどもが出来たら一番近くで育ててあげることに対して、あまり抵抗は生まれませんでした。
そんな中、男性の若手社員の一人から妊娠しましたとの報告が!
と、少し長くなってしまったのでここら辺で手を止めておきます。
次回も引き続き育休について、どうやって弊社で育休が取れるようになったかについてお話していきます!