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結局、ARって何よ?

科学と魔術が交差するとき、物語は始まる と鎌池和馬先生が宣言してから早18年。

さすがに魔術は実現していませんが、科学の力によって魔法のような世界が表現できるようになっています。

画面や眼鏡越しであれば、SFのような世界を現実とリンクさせることもできます。

キャラクターを自分自身と同じ動きで動かすことや仮想世界でもう一人の自分を生み出すことまで可能となりました。

アニメや映画のような世界が、もう既に現実化しつつあります。

 

 

今言った技術、「AR」「VR」「MR」などで表現されています。

なんとなくバーチャルってことだけはわかるんだけど…

と思っているあなたへ向けて、この3つの違いを紹介します。

これがわかれば、最新技術にドヤ顔で乗っかれます!

 

【VR】 Virtual Reality(仮想現実)

こんな感じでVRゴーグルをかけて見るのが主流です。

見ている人には現実世界は見えていなくて、完全にバーチャル空間だけが見えています。

このバーチャル空間のことを「メタバース」なんて呼んだりして、新しい世界とか言われています。(厳密には少し違いますが)

映画「アバター」や「サマーウォーズ」なども、VR技術をテーマにしたものです。

最近はスマホでも見ることができる、お気軽VRも出て来たりしていますが、やはりVRの醍醐味は”没入感”なのでVRゴーグルでの楽しみ方がおすすめです!

 

【AR】 Augmented Reality(拡張現実)

これは弊社でも利用している形式で、現実世界に仮想のモノやキャラクターが投影されているように見せる技術です。

こちらはあくまで現実が見えることに意義があるので、主にスマホやタブレットで見るものです。

弊社の事例は、スマホ等のカメラでマーカーと呼ばれる画像を認識すると、そこに機械設備が現れます。これだけじゃ面白くないので、原料の流れや熱風の流れなどもボタンを押すと設備上を光で知らせてくれるギミックも搭載しました。

VRとの違いは、見ている人が現実世界を認識できるかどうか。

ポケモンGOなどでも用いられている技術で、現実世界にポケモンが実際に現れたように”見える”技術です。

 

【MR】 Mixed Reality(複合現実)

その名の通りARとVRの複合です。

VRのようにVRゴーグルをかけて見るものですが、バーチャル空間ではなく現実世界も見えています。

ARのように現実世界にバーチャルが投影されているだけではなく、VRのように触ったり動かしたり、ときには撃ったりできます。

現実空間に現れたバーチャルな物を触ることができるのがこの技術。

高い技術が必要でコストも大幅にアップするみたいです。

でもたぶん、これが一番体験して楽しいやつです!

 

番外編

上記3つを合わせて「XR」クロスリアリティなどと呼びますが、あともう一つ、混同しそうな技術があります。

【プロジェクションマッピング】

なんか、XRが出てくる前までは大人気でしたが、最近あんまり聞かなくなりました。

今見ても、物凄い技術ですけどね。

現実世界の壁や床などにプロジェクターを使って投影するものです。

パワーポイントを投影するくらいしか使い道がなかったプロジェクターを、影を上手く使うことで、平面に立体が浮かび上がって見えたり、建物が消失したかのように表現したりする技術です。

これはバーチャルかどうかで言うと、完全に現実です。錯視を利用してすごいことを見せるショー感覚のアトラクションです。

能動的ではないですが、大きく映すとインパクト大です!

 

なんでもできるという言葉に、より現実味が出てきた現在。

上手く技術を活用して理想の「かっこいい」を作り上げていきたいです!