自分にない世界

Youtube広告や
おすすめの音楽を出してくるAmazon music、
ブラウザには私専用にカスタムされた広告に、
ニュースサイトまでもが私が好みそうなニュースを並べてくれます。
全く興味のない広告が出るのも嫌ですが、自分の趣味を完全に理解した広告で塗り固められるのもちょっと気持ち悪いですね。
ここでちょっといたずらをしてみましょう。
例えばYoutube。
私の元に出る広告はホテルや観光施設、オーディブル、あとは野球やバスケ関連の広告でした。
全然興味のないこと、今まで見たこともない世界を検索にかけると、広告を選ぶAIが混乱するんじゃないかな?等と思い検索をブレさせたいと思います!
とは言え、自分の中にない世界は検索できません。思いつくことができないからです。
ということで、AIにいたずらするためにAIを使ってみます。
Geminiに、私の興味のなさそうなことを5つ挙げてもらいました。
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芸能スキャンダル・週刊誌ゴシップ
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スピリチュアル・オカルト(風水・占い・開運グッズ)
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他人の家計簿・貯蓄額の赤裸々公開
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パチンコ・スロットの新台情報
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「飲むだけで激痩せ」系のコンプレックス煽り健康食品
見事!!
全ッッッ然興味がないことが集まりました!!
ということで、これら興味のないことをYoutubeの検索窓に入力し、各項目5つほど適当にクリックしてアルゴリズムに引っ掛けます。
すると、、
広告がブレブレ!おすすめ動画もブレブレです!!
めちゃくちゃ面白い!
なぜかサーフィンの動画とか、子供視点のお小遣いを上げてもらう方法とか出てきた!!
AIが迷いまくって、さきほど検索した “スピリチュアル” や “パチスロ動画” 以外の、更に今まで見ていなかったものまで表示されるのは想定外の面白さでした。
これが真に面白いのは、何もAIを茶化したいわけではなく、今まで見たことなかった世界に足を突っ込めるところにあります。
そういえばウォータースポーツ全然やったことないなぁ。
とか、
そういえば小中学生が見るようなYoutube、ほとんど見たことないなぁ。
とか、
全然重要じゃなく、興味もない情報がスマホから流れてくるのは新鮮でした。
AIのアルゴリズムは良かれと思って「自分が好きそうなもの」ばかりを差し出してきます。
そして気づけば自分好みの壁で囲まれた外が見えない世界になってしまいます。
「自分の好き」がいっぱいの壁に、そもそも疑念を抱く必要はないのかもしれませんが。
普段の生活や仕事の延長線上だけでは、逆立ちしてもたどり着けない世界は、妙に頭をリフレッシュさせてくれます。
事実、私はかなり俯瞰でそれらの動画を眺めていました。
ここまでデジタルが発達していなかったころ、スーパーで買い物しているときに聞こえてくる親子の会話、TVから流れてくるやけに耳覚えの良いピアノの買取りCM、本屋で立ち読みする雑誌で見る様々な情報など、興味のない話題が絶えず入ってきていました。
無駄を無くした研ぎ澄まされたデジタル時代、たまには心地よいノイズが聞きたいのは私だけではないはず!