メニューを開く

ブログ

Blog

遠いの偉い!

前回の宇宙の話、どうでしたか?
聞き手が置いてけぼりになってたらいけないのですが、話してとしてはめちゃくちゃ楽しかったです。
やっぱロマンですよね。宇宙って。

しっかり語るために軽く調べ物をしながら執筆していくのですが、調べれば調べるほど興味が深く潜っていくのを肌で感じていました。
ということで、すみません。
今回もまた、宇宙の話です!!

 

前回、アルテミスⅡでオリオン宇宙船が、有人で最も遠くに行くという記録を56年ぶりに更新した!と紹介しました。

あれ、JAXAのはやぶさってどこに行ったんだっけ?
1と2があったような。
あれは無人だったよね。。。?

なんて思いを馳せてしまい、今回は宇宙の中でも距離にフォーカスした記事です。

 

はやぶさ

まずは疑問を解決しておきましょう。
はやぶさはISAS(宇宙科学研究所)が打ち上げた小惑星探査機です。無人です。
イオンエンジンと言うロケットエンジンの一種の実証実験を行いながら小惑星イトカワに到着し、その表面を観測後、サンプルを持って地球に帰還しました。
イトカワは地球と火星の軌道をまたぐような楕円軌道でまわっている小惑星です。地球の重力から完全に切り離された存在です。
(月は地球の重力下にあるため、地球の周りをぐるぐる回っている、地球の衛星。)
実は、地球の重力圏外の天体に着陸してからサンプルリターンしたのは、はやぶさが世界初でした!!
通信が途絶えたと思ったのに自力で復活して帰還までした姿に世界中が涙したとかしてないとか!!

 

はやぶさのすごさは帰ってきたところにあったんですね。
では当然出てくる疑問、2は1を超えられたのか?

 

はやぶさ2

そもそもはやぶさ2って何したんだっけ?
新しくジェシーっていう捨てられたカウガールが出てくるんだっけ?
それはトイストーリー2か。
実ははやぶさ2はJAXA本体が打ち上げています。
前回のISASは2003年に統合され、JAXAになりました。
はやぶさ2はリュウグウという小惑星に着陸し、サンプルリターンを行いました。
結果だけ先に言うと、1をはるかに超える働きをしました!
イトカワとは比べ物にならないほどリュウグウは難易度が高い!
真っ黒で光を反射しないため、カメラやセンサーが距離を測るのがとても難しかっただけでなく、その星の新鮮な砂を採取するため、星の表面を爆破させ、星の内部の砂を採取することに成功しました。
そして初代はやぶさはエンジンが止まり、通信が途絶え、、、とボロボロの状態で帰還しましたが、はやぶさ2は超人です。
カプセルを地球に送り届けた後、本体はさらに別の小惑星を目指して旅立ちました。(2031年に次の目的地へ到着予定)

 

で、これは結構遠くに行っています。
先日のアルテミスⅡは、有人で最も地球から遠い場所へ辿り着いたということで56年ぶりに記録を塗り替えました!これが約41万km。
はやぶさ2はなんと、その750倍も遠くへ辿り着いています。
無人とは言えとんでもないな!!

と思いましたが、世界の壁は高かった。

無人で最も遠くに行ったものは、ボイジャー1号、なんと約240億kmもの距離です!

ここで疑問。

遠くに行くだけでいいなら、思いっきり遠くにゴミを投げ捨てたらどう?

これで記録更新です。
日本ノ技術、ナンバーワン。

もちろんそんなことは許されません。

このボイジャーの世界記録は通信が行われているからこそなんです。

【最遠】ボイジャー1号

ボイジャー1号は人類史上最も遠くにいる物体です。
これは約240億kmという距離でもきちんと通信ができたからこそ記録として残っています。
こいつははやぶさと違い、戻ってこないことを前提に作られたものでした。
そもそもの目的は、5年間の探査で木星と土星を見ることでした。
しかし、現在50年近くも動き続けています。

 

どこでなにをやっているのか?

今は太陽系を抜け出し、星間空間を旅しています。
ISSのように太陽光発電で動いているのかと言えばそうでもなく、太陽から遠すぎてそれは難しいみたいです。
原子力電池というバッテリーの力で進んでいますが、50年近く経過した現在はヒーターや観測装置をひとつずつオフにするという、切ない延命措置が行われています。
2030年代に電力が底をつき、人類のメッセージ「ゴールデンレコード」を載せて何万年も銀河系を漂い続けることになります。

 

ボイジャーの凄さ

ボイジャーの凄さと言うか、NASAの凄さになってしまうかもしれませんが、2024年頃のボイジャーは、意味不明な信号しか送ってこなくなりました。深刻なコンピューターのメモリ不足だったようです。
それをNASAの技術者たちは50年前の設計図を引張り出し、遠隔操作でプログラムを書き換えるという神業で復旧させました!
光の速さでも片道24時間かかる距離を直せるなんて、、!!
そして現在は太陽系外の生データを送り続けています。
これによって、太陽系のバリアの正体や星間空間の虚無の正体を知ることができます。

 

おそらく次にボイジャーの記録を抜くような探査機が出るのは2050年代になると言われています。
昔の「ガンガンいこうぜ!」という時代から、安全面や環境問題も気にするようになったこともあり、より慎重になったところも大きいですが、コスト面もかなり大きくなるようです。

 

宇宙開発は時間も距離も桁違いです。
遠くを目指すのは、それだけ開発にも時間がかかり、やっとのことで発射しても、発射した後の到達にも時間がかかります。
世代を超えたリレーが成立していることこそ、宇宙開発の遠くを目指すすごさだと思います。