目

目、良いですか?
日本は世界的に見ても目の悪い国だそうです。
世界人口の中で、目がいい人の割合は30%程度。
そもそも目がいいのは恵まれています。
その中で、日本人の目がいい人の割合は15%程度とも言われています。
近視、遠視、乱視など、目の悪さにも様々な種類があります。
スマホ時代に突入し、目の悪い日本人はますます増え続けると言われています。
私も例に漏れず目が悪い人の一人、近視と乱視の二刀流でした。
そう、”でした“。過去形です。
先日、目がいい人の仲間入りを果たしました。
眼鏡を新しくしたわけでも、コンタクトデビューしたわけでもなく、裸眼の視力が驚異的に回復しました。
もちろん超常現象などではなく、医学です。手術です。
レーシック手術を受けました。
このご時世にレーシックをする人って、少しだけ珍しいと思うので体験記というか、どうだったかを書いておきます。
経緯
まず、なぜレーシックをするに至ったか。
理由としては、二つあります。
一つ目は叔母が白内障手術をしたこと。
全く痛くなくて、即見えるようになる!最高!!
と飛び跳ねていたのを見て、当初は眼内コンタクト、ICLを検討していました。
二つ目の理由は金銭面。コンタクトレンズを1年間使うのに約6万円(ワンデイ乱視用の場合)です。
レーシックは30万円、5年でペイできるならレーシックの方が安い!!
ちなみにICLは80~90万円。たけぇ!
この時点でレーシックをやる気満々に。
(このとき価格に飛びつきましたが、叔母の”痛くない手術”はICLに近いことを失念しています。)
適応
レーシックにもICLにも、できる人とできない人がいます。
結構いろんな条件がありますが、私の場合はICLは適応外で、所謂できない人でした。
「前房深度」という、眼の中のお部屋が狭いため、レンズを眼内に入れることができないとのこと。
もう、高いとかではなくレーシックしか選択肢がない状態に。
そしてレーシックも一筋縄ではいきませんでした。
レーシック手術は、2回の検査を経て、ようやく手術をしてもらえます。
ちなみに自由診療なので、病気を直すとかとは少しニュアンスが違うみたいです。
整形に近いのかな?と思いましたが、レーシックは医療費控除の対象にはなるため、整形ともまたニュアンスが違うとか。
検査
さきほどのICLのレンズが入れられないということが発覚した通り、眼の中の構造までわかるような検査を受けました。
別に痛かったりはないのですが、ちょこっと機械を除いただけで、自分の眼球の断面を提示されるのはゾッとしました。
そして、視力は脳の動きともかなりリンクしているみたいで、普段ヒトは結構頑張って、緊張させて物を見ているようで、眼の緊張をほぐす目薬を一滴垂らしました。
なんということでしょう。
眼のフォーカス能力を奪われ、ある一点でしかピントが合わない状態に!
疑似老眼体験とのことですが、液体一滴で目の機能をここまで奪えることが怖すぎます。眼科怖い。
で、その状態で視力検査をすると普段の視力と結構差が出てしまいました。
これもまたおかしくて、普段の視力に合わせるか、本来の視力に合わせるか、難しいとお医者さんにボヤかれてしまいました。
更にレーシックの新しい機械で、機械を除いただけで角膜の細かい凹凸まで計算して、自動でどのくらい削るかを割り出してくれるものがあります。
それで出た値と、他の機器で測定した値がまた違ったため、余計どれを正とするか難しいとのこと。
結局手術直前に3回目の検査をして、その結果がわりと機械に近い値だったので、一応これを正とすることにして、当日念のためもう一回、4回目の検査をして確認をしよう、ということになりました。
なんか面倒欠けてすみません、、、
そういえば、手術の方法について、軽く触れておきます。
手術の方法
1. ICL
角膜の端をちょこっと切って、そこから筒状に折りたたんだレンズを挿入し、眼内で開きます。
傷も少なく、角膜も削らないため、痛みも少なくやり直しも効く、新しい技術の手法です。
2. レーシック
角膜の表面を薄く切ってぺらッとめくります。
その後、内部をレーザーでちょちょいと削り、形を整えて先ほどの薄い蓋を戻します。
角膜を削るため、痛みが出る場合もあり、削った分は元には戻せないためやり直しが効かない手術です。
なんかこう書くとレーシックめちゃリスキーな感じしますが、手術事例、成功例はどちらも多く、失敗割合もかなり低いため、どちらも割と安心して任せられる手術ではあります。
手術
手術日は決まっていましたが、手術の時間はなんと前日に電話連絡!
結構前から決まっているものとばかり思っていました、、、
手術前1週間ほどは目の状態を綺麗に保つためコンタクトはNG。
もう一生必要ないはずのコンタクトは手術終了まで念のため捨てずにおうちに置いてありました。
ちなみに残弾は15日分ほど。割と上手いこと使い切れたかな?とスケジュール感には満足しています。
当日はもちろん車で病院に行くのはNG。電車で行って、帰りはお迎えに来てもらうことにしました。
調べてみると痛いこともあるとか、全然痛くないとか、サングラス買っておいた方がいいとか、色々出てきましたが、とりあえず持ち合わせのサングラスを一つだけ保険で鞄に忍ばせて、いざ出陣!
大きなけがも病気もしたことが無い私、おそらく人生初手術室です。
どきどきワクワクの初手術!
結果は?
大成功!!
たぶん、そんなこと誰も気にしていないですよね。成功して当たり前みたいなとこありません?
でも当たり前のことって当たり前じゃないんで。
わかりました。じゃあ皆さんが気になるところをもう少し細かく説明しましょう。
まず手術室に入る前にベッドに横になって麻酔をしてもらいます。
目ん玉に直接注射を突き刺すようなことはせず、目薬でサクッと麻酔をかけます。
眠たい時に目を開けたくても開けられないときありますよね?
あんな感覚になります。ただ、瞼が重いというよりは動かしづらくなります。開けづらいし閉じづらい。
意識ははっきりしていますが、如何せん目が悪いので景色はぼやけています。
お医者さんの「あ、やべっ!」って声もばっちり聞こえます。(そんなこと言われていませんが。)
麻酔というと歯医者。歯医者さんで麻酔がまだ効いていないのに歯を削られて、終わった頃にしびれ始める、なんてこと経験ありませんか?
あれが起こるのが本当に怖かった。そのまま手術室まで手を引かれながら歩いて行って、リクライニングチェアに座らされます。美容院みたいな。
え?大丈夫?麻酔前と見え方変わらないけど?もうやるの?
とか思いながら、瞼を開けっ放しにする器具を取り付けられます。
「目の前の点滅する光を見てくださーい」
なんか知らないですけど、眼前に機械が降りてきたと思ったら見えなくなります。その後は40秒のカウントダウンと共にジージーとレーザーでされるがまま。
右目からだったかな?片方の目の手術には3分もかかってないかも。
そして左目の手術のために機械を動かすのですが、もう右目が直っているのでぼんやりとなにやっているかわかります。
機械が降りてきて、クルッと回った瞬間、左目の視界が真っ暗に。
(あー、この瞬間にフラップ切ったんだな。)とよくわかりました。
その後はカウントダウンと共にジージーとレーザーを当てて、最後にお医者さんが棒みたいなのでフラプを閉じて完了。
ちなみに、レーザーは皆さんがイメージするレーザーポインターみたいな赤や緑の光ではなく、透明というか、眼に見えない波長の光です。ジージー音だけを感じることができます。
されるがまま、あまり何が起こっているかもわからず、「お疲れ様でしたー」と終わりを告げる言葉が。
え?それだけ?
って感じでしたが、終わったみたい。10分程度だったかもしれません。めちゃくちゃ短い。
ただ、手術直後は結構全然前が見えない。
まあ、そもそも手術前から目が悪かったので、見えないということはあまり変わっていないのですが。
これから数日は出された目薬をさしながら、徐々に定着するのを待つ作業です。
自力で帰れないわ。というほどの視界不良ではないものの、ドライアイがひどい感じ。
コンタクトをつけたまま御昼寝4時間くらいした後みたいな。目薬無しで目を開けたら目ん玉こぼれそう。
そういえば眩しさに関してはそこまでひどく感じませんでした。
天気が雨だったというのも大きいのかも?
1日経つと劇的に見えるという言葉を信じて、手探りでクレジットカードで支払いして帰宅します。
当日の点眼薬、抗菌剤だけめっちゃしみます。擦り傷に消毒液垂らすみたいな。(翌日には完全に塞がったようで全くしみませんでした。)
帰宅してしばらくするとだいぶ見えないのにも慣れてきました。さすがに文字は読めないので、事前に用意していたオーディブルを聞きながらゆっくりしていました。
普通、レーシックは最高のデジタルデトックスなんでしょうけど、私はがっつりデジタルに頼っておりました。
手術翌日
手術の次の日にも診察があります。
遅れないように早めに起きて、、
あれ、聞いていたほどクリアじゃない、、?
不安を押し殺しながら病院へ。簡単な視力検査などでも見えづら!と思いながら、なんとか頑張って0.6くらい見えていますよとのこと。
ただ実際は、経過は良好とのことで、徐々に時間が解決してくれますよとのこと。
もう今日から車も乗っていいとのこと。
それからの1週間、まずは乱視が完全に治っていることに気が付きました。
見れば見るほどピントがぼやけていくあの乱視が!
集中すれば見え始めるということに、脳がまだ追いついていないようでした。
1週間の間は見える日、見えない日、見える時間、見えない時間がバラバラで少し過ごしづらいですが、遠くの看板やスポーツ観戦でよく見えない程度で生活に支障があるほどではなく、PC作業などは可能でした。
さすがに目に砂が入る可能性のある外作業や溶接作業などは避けた方が良いみたいでした。
1週間後
この時点で視力検査を行い、0.7~0.8まで見えていますねーとのこと。
ただ、数値以上の成果を感じており、よく見なくても0.7まではとってもはっきりと見えるので見えやすさは格段に良くなりました。
ただし、0.9くらいの小ささ、距離になると、途端に全然見えなくなります。
これは目が悪いというより、脳が追い付いていないとのこと。
ちなみに、よく言われる夜間のヘッドライトが眩しい現象、ハローグレアは私は全く感じませんでした。
1か月後
0.8~0.9までははっきり見えて、1.2などは見えない。という視力に結局落ち着きました。
日常生活では苦労しないレベル、ただし、冒頭に言った「目がいい人の仲間入り」とまでは言えないかもしれないですね。悪くない程度です。
ただ、個人的には裸眼で見える範囲が劇的に広がったので満足しています。
とまあ、私のレーシック手術はこんな感じでした!
レーシック受けて人生バラ色です!
バラ色って白いバラ?赤いバラ?
正解はピンクだそうです。
綺麗なバラも裸眼で見える、こんなに素晴らしいことはない!!
私には合っていましたが、自由診療なので自分に合うかどうか、くれぐれもよくよく考えて選択してください。