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使っちゃダメ!

私は再三このブログでも取り上げているとおり、黎明期からAIを使ってきた人間です。
何を聞いてもテキトーな返事しかできなかったChatGPTちゃん(1歳)が懐かしいです。

 

最近、ふと気が付いたのです。
たぶんたまたまだと思いますが、SNS、Twitterを使わなくなったのとAIを使い始めたのがちょうど同じころでした。
昔は所謂ツイ廃だったので、、、

ツイ廃だった頃の「ねえ、ちょっと聞いてよwww」という投稿の代わりに、今は妻に話したり、AIに話したりしているんじゃないかと思います。

 

で、なぜTwitterの話を出したのかと言うと、先日久しぶりにXのTLをパトロールしていると、穏やかじゃない投稿が目に飛び込んできました。

「創作にAIを使うやつは人間やめろ」(意訳)

続けてリプ欄には

創作にAIを使うことはダイエット中におやつ食べちゃった。
程度の罪ではなく、
スポーツ選手のドーピングや、転売ヤーのような罪の重さである

などとも書かれていました。
もうインターネットの海に沈んじゃって検索に引っかかってくれませんでしたが、意訳するとそのくらいのことが書いてありました。

 

え、私の知らないうちにAIってそんな悪者になってたの?!
と、内心驚きつつも友人知人にどんな印象か聞いて回ってみました。

 

まず、創作者とそうではない人で完全に意見が割れます。
要はアイデアをAIに吸い上げられた側の人間が被害を受けているようでした。
逆に使うだけの人たちは全然悪いとも何とも、なんならAIになんでも聞きまくるリテラシーの低さまで露呈したくらいです。
(個人情報はAIに食わせない方がいいですよー)

 

で、クリエイターの中でもかなり意見は割れていました。
私の周りだけでもそうでしたが、世間でもしっかり意見が割れている印象です。
まず、AI容認派は、AIが作ろうが人が作ろうが、作品は作品、自分の作品以外は全部ライバル。駆逐してやる。俺のが一番かっこいい。負けるわけない。みたいなタイプや、
絵が描けないがアイデアは無限に出るクリエイターを救ってくれる、絵が描けない”という障害”を助けてくれる車いす的な存在だという意見も。
また、模倣について厳しい意見があることに言及し、人間だって見て真似て学ぶんだから一緒だろ。などという意見もありました。

AI否定派の意見としては、AIの作品が市場を埋め尽くして、ブルーオーシャンを狙って作品を打ち出しても、すぐ埋もれてしまう。
汗水流して時間をかけて生んだ作品が一瞬で盗用される。似た作風でどんどんパクってくるのを見るとはらわたが煮えくり返る。などという意見がありました。

結構ネットの世論とも通づるところがあるように感じました。

 

ちなみに、最近の若い社長さんや起業家さんたちはAIを使ってなんぼ、AIの使い方についての話題はとても盛り上がるトピックです。

この人たちのAI活用法としては、もちろん自動化に使うのもですが、社長さんたちの個人的な使い方として、壁打ち相手として使うという方法があります。
0-1で生み出す手伝いや、自分の意見をもっと解像度高く出すためのツールとしての使い方などですね。
実際、トップレベルのクリエイターの中にもそうした壁打ち相手として使っている人はいるようで、悩む時間をAIを使って短縮しているそうです。そういう使い方であれば全く問題にはならないはずです。

 

ただ、一部のコメントのせいで、
「古い既得権益(クリエイター) vs 新しいイノベーション(AI)」
という形で見られることもあり、AI推進派からは非効率な手作業にこだわる人々と捉えられ、クリエイター側からは技術のことなんか言っていない。倫理観の話をしているのに話が通じない。と捉えられ、話は平行線どころか、どんどん離れて行っちゃってます。

 

ただし、この問題にも解決の兆しが見えてきています。
例えばディズニーのパートナーシップ締結。
Disney社はOpenAIに出資し、短編動画プラットフォーム「Sora(ソラ)」にディズニーキャラを登場させることも許可しました。
Disney+ではソラで製作された厳選動画も配信されます。

これはDisneyがOpenAIのIP保護に同意したことを意味します。
AI側が強力な保護機能を付けることで、例えばミッキーが非人道的な行為を行えないように矯正しています。
ただ、その代わり、認められたキャラクターは使わせてもらう。という方式です。
これにはもちろん対価が発生します。
お金を払うので、Soraで学習データとして使わせてね。
と言うような具合です。一方Googleは、「ネット上のデータは誰でもアクセスできるなら、AI学習に使うのも自由(フェアユース)」というスタンスなので、Disneyなど強いIPを持つ会社からは「自分たちの資産をタダで盗んで商売しようとしている泥棒」と扱われ、厳しい目で見られています。(眼だけじゃなく、既に法的措置をとられています。)

 

クリエイター側からは、Soraのように、ある程度ルール化された中での使用であれば認められつつあります。
インターネットが爆発的に流行った平成のあの時代、カギを握るのは鍵でした。
パスワードでした。

今回のAI戦争も、暗号化や秘密計算、というのがカギになりそうですね!!