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小さい秋なんて

日本の美しさを象徴するモノの中に「四季」があります。

3ヶ月毎に、次々と表情を変える四季があることで、どの季節でも違った美しさが日本にはあります。

 

そんな中でも私は夏が一番好きです。
えー夏って暑いじゃん!
と言われそうですが、悪いのってそれくらいなんですよ。

 

小さい秋みつけたなんて夏の終わりと秋の訪れを感じさせる歌もありますが、夏が終わってしまう寂しさは代え難いツラさがあります。
夏休みの終わりの寂しさと言えば伝わりやすいでしょうか?
ただ、この寂しさでさえもまた、夏の魅力です!

 

 

緑一色の青々とした山々。

緑の稲穂がサラサラ揺れる田んぼ。

夏を象徴するセミの鳴き声。

スイカにアイス、かき氷。

近所のランニングを着て麦わら帽子を被ったおじいちゃん。

 

夏ならではの魅力はいくらあげてもきりがありません!
線香花火やねずみ花火も夏ならではですね。
大きな打ち上げ花火は、最近は秋でも冬でも見られるみたいですが、、、

あとは、海水浴客であふれかえる、海が賑やかなのも夏ならではですね!
秋の海や冬の海は、むしろ寂しさやむなしさの象徴でもある気がします。

 

そんな華やか、元気!の象徴である夏ももう少しで終わってしまいます。

セミの中でも夏の終わりに鳴くとされる、ヒグラシという種類がいます。
こいつ、実は「夏の終わり」に鳴くわけではなく、「夏の、1日の終わり」に鳴くが正しい表現です。
つまり、夏の夕暮れに鳴くだけで、時期としては6月下旬ごろからもう鳴きはじめます。

同じように夏の終わりを象徴するセミにツクツクボウシがいます。
こちらも夏の間ずっと鳴いているのですが他のセミの声量に負けて全く聞こえないそうです。
お盆を過ぎて他のセミが鳴かなくなったころ、ようやくツクツクボウシの声が目立ち始めるから、ツクツクボウシは夏の終わりの象徴なんです。

 

小さい秋、秋の始まりとは、同時に夏の終わりとも同義ではないでしょうか?
小さい秋見つけた。というよりは、夏の終わりを感じた。という感覚で、最後の最後まで夏を楽しみ切りたいと思います!!