選挙なんか行かん。
なぜ若者はそんなこと言うのか。
選挙に行くのは日本人の使命なのに。なんて愛国心の強い人は思うようです。
まあ、実は私も行かない派の言い分も良くわかります。
30代ですら、友人の中で半分以上は選挙に行きません。
今回はそんな突っ込みづらい話題に突っ込んでみます。
選挙権
選挙権利ではなく、選挙義務な国もいくつかあります。
イタリア、スイス、オーストラリア、ブラジル、、、
それに比べて日本では権利です。
若者に限らず、日本人って遠慮の文化なので、「やってもいいよ」という権利であれば、
「いや、私はいいですー」と遠慮してしまうのかもしれませんね。
遠慮の塊。投票率。
そんなことないやろ。と思うかもしれませんが、普段、空いている電車の優先席に座る日本人の確率ってほとんどゼロです。
空いているのだからどこに座ってもいいし、迷惑にもならないにも関わらずです。
まあ、遠慮はしていないにしろ、義務じゃないのなら、わざわざ時間をつくってまで投票所には行かないという人は意外と多そうです。
投票システム
投票所に行く、または事前投票で市役所へ。
この時代に未だに手書き?!
なんというか、スマートではありませんよね。
・ネット投票をやらない理由
1. 現行の公職選挙法では、投票は「投票所」において「投票用紙」に「自書して」行うことが明記されています。ネット投票は、この法律の規定に合致しないので導入には法律の改正が不可欠です。
2. セキュリティ問題。ハッキング、なりすまし、改ざん等、、、
3. 公平性の確保。後ろでこっそり本人ではない人が操作することができてしまったり、高齢者や情報弱者など、インターネット投票を利用しにくい層への配慮が必要だったり。
一個人の意見ですが、どれもやろうと思えばやれないことはないじゃん。と感じてしまいます。
1→やる気があるなら改正すればよろしいかと。
2→これが一番の問題ですね。ただ、日本にも海外にも優秀なセキュリティチームはたくさんあります。民間はほとんどネット化できているのに国ができないことはないでしょう。
3→ネット投票できない老人が事前投票などで市役所に聞きに来るような流れにしたらいいんじゃないでしょうか?
ネット投票を始めたら、若者の投票率は爆上がりします。絶対。保証します。ソースもエビデンスもないけど。
影響力
若者が選挙に行かない理由の圧倒的多数がこれだと思います。(私調べ)
自分が選挙に行ったところで何も変わらない。
仮に自分が選んだ人が当選したところで何も変えられない。
結局日本は変わらない。
それなら投票所に行く時間を、やってて楽しいゲームに充てよう。
買って嬉しいショッピングに充てよう。
こんな考えの人が本当に多いです。良く調べもせずに、とりあえず選挙はいいや。という人の常套句でもありますね。
言っていることはわかります。おっしゃる通り。
ただ、選挙に行かない人が圧倒的に見えていないものがあります。
それは先を見据えること。
視野が狭いんですよね。
確かにあなたの一票だけでは誰も当選させられないし、あなたの一票でだれかを落とすこともできないでしょう。
ただ、間違いなく大きな流れの中の一部ではあります。
そこに参加するかしないかはあなたの自由ですが、参加しなければあなたは流れの一部でさえありません。
そして、都合の良い政治家によって、参加しない=今に満足している、と捉えられかねません。
今に満足していないなら、将来こうなってほしい、こうはなってほしくない、という理想が見えているなら、少しでも自分の想いに近い人へ投票するのが良いのではないかと、または自分の想いと違う人には間違っても入れないことが大切なのではないかと思います。
今の日本が悪いと感じているなら、それは政治家のせいであり、あなたのせいです。私のせいです。
未来のために、日本のために、自分のために、選挙に行こう。