車のイライラ
ハンドルを握ると性格の変わる男はモテない。
って、免許を取り立てのときによく聞いたなあと、ふと思い出しました。
というのも、最近私はランニング(ジョギング?)にハマっておりまして、散歩よりも遠くへ行けて、車よりも景色が見えるので、町や自然を見ながら走り回っています。
その際に、結構頻繁にのろのろ運転の原付や自転車が渋滞を作っているのを見ます。
後ろのおばちゃんとかお兄ちゃんが、ハンドルをトントン叩きながらイライラする様子も、同時によく目撃するのです。
窓を開けて「早よ行けや!」などと叫ぶところまでしていたら、さすがにぎょっとします。
いつも怒っている人がそんな様子ならあまり驚くこともないのですが、
ふと見たその人がよく知ってる、普段は優しいあの人だったらちょっとびっくりしますよね。
昔、こち亀でバイクに乗ると性格が変わる元ヤン警察官を見て、ハンドルを握ると昔の悪い性格が出てくることがあるのか。と思っていたのですが、その認識は少し違うみたいです。
なにより、昔ヤンチャしていなかった人もイライラ運転している人って結構いますよね。
悪い部分がある人もない人も、性格が悪くなる魔法の箱。それが車です。(暴論)
冗談はさておき。
イライラしてしまう一番の理由は「上手くいかないから」らしいです。
・右折時、対向車が途切れた場面で前の車が行かなかったとき(今のタイミングで前の車が行ってたら、次は自分が先頭なのに!)
・上司が一緒に乗っているとき(いつもは好きな音楽を聴きながら運転できるのに!)
・渋滞中(予定ではあと5分で商談先に着かなきゃいけないのに!)
バスの運転手やトラックの運転手等、職業ドライバーの人は、イライラのコントロールも上手いようです。
・渋滞でイライラ→田んぼで働く老夫婦をチラッと見て、穏やかな生活に思いを馳せて心を落ち着ける。
・黄信号で止まった時、バスの乗客が腕時計を見てイライラ→いい時計買って気に入ったのかな?と脳内変換。
ちなみに、一番イライラしづらい人達っていうのは、免許を取りたての人など、自分の運転に自信がない人だそうです。
考えてみればそりゃそうですが、人にイライラしている余裕もないんですよね。
ただ、そういう人って、何度も切替して駐車に時間はかけるけど、その分ぶつけるリスクは少ないんだそうです。(技術不足はあれど、性格・気分が起因する事故は少ない)
私は家の前が狭いこともあって、今までコンパクトカーを愛用していたのですが、最近少し大きな車に買い替えました。
おかげであまり「攻めた運転」はできなくなりましたが、その分ヒヤリハットは減って、結果安全運転になったんだなぁと実感しています。
車の大きさと自分の実力にあんまり自信がないんですよね。
車が大きくなったのに保険料が安くなったのも、大きな車の人ほど事故率が低いから。ということらしいです。
さて、運転中イライラする気持ちはとてもよくわかりますが、一歩引いて俯瞰で物事を捉えて、余裕を見せつけるような運転を!