推し活
推しができました!
久しぶりの推しです。
これ好き!と思ってハマる瞬間って気持ちいいですよね!
私の場合は 広島ドラゴンフライズ 、広島のバスケットボールチームです。
広島という地域はプロスポーツがしっかりと根付いている土地でして、
皆さんご存じ広島といったら赤!赤といったら広島カープ!!
だけではなく、サンフレッチェ広島 や バレーボールチームの広島サンダース は夕方の情報番組で特集が組まれるほどの人気です。
ハンドボールチームのメイプルレッズやラグビーチームのスカイアクティブズ、レッドレグリオンズ等は まだまだ名前しか知らない人も多いかもしれません。
この他にもチャリやボート、陸上等、プロや実業団チームが広島にはたくさんあります。
だからこそ埋もれていたというか、カープだけに興味を持っていましたが、ルールもわからない中、縁があってチケットを頂き、今年初めて観戦に行ったのが 広島ドラゴンフライズでした。
ここでまず言っておきたいのが、私がハマったのは「ドラゴンフライズ」というチームそのものです。
イケオジなヘッドコーチでも、
作家で読書家なスピードスターでも、
可愛いダンスでチームを盛り上げるチアチームでもありません。
いや、むしろそれも包括して推しているのか?
なんでもそうですが、現場に行くと良さが伝わるという最たる例でした。解像度が何十倍にも上がったと言いますか。
まず行って驚いたのは露店の少なさです。
カープのホームスタジアムは毎日30を超える店舗がおいしそうな匂いを漂わせています。
しかしサンプラザの露店といったら!
8店舗のみが販売しており、私の行った時間はガラガラ。
正直、「バスケ、人気ないのかな?」と感じました。
ただ、印象が変わったのはここから!
まず入場の時、バイトの子たちに混ざってスーツの方(チームの偉い人)が「ご来場ありがとうございます!」と声をかけてくれます。
1人1人に対して本当に心のこもった挨拶で、これにまず驚きました。
(私もやっていた別の某プロスポーツチームのチケットもぎりのバイトなんかは、人の顔も見ずに「はい、ど~ぞ~」ぐらいなので。3万人もさばくので仕方ないのかもしれませんが…)
しかも、入場すると今日だけのために作られたマッチデープログラムという情報誌を配ってくれます。
そこにチームメンバーや簡単なルール説明、マスコットについてやチアダンスチームについて等が掲載されているので、初めて行く人にも優しい仕様となっていました。
初観戦は冬場だったのですが、席に着くと野球にはない快適さに驚きました!
体育館は暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い温度に管理されているのです!!
これが結構衝撃で、暑くても寒くても、雨が降っても快適に過ごせるスポーツ観戦っていいものですね!
そして始まる30分程前、会場が暗転します。
これも屋外では不可能なことですが、真っ暗になった会場でサイリウムが朱色に光り出します。
ライブ会場さながらの雰囲気で始まるのはドラゴンフライズのために作られた楽曲に合わせて踊るチアダンスチームのパフォーマンス。
激しいダンスの後には選手入場。
会場のボルテージはマックス!試合開始、TipOffの合図の笛が!!
鳴ると、声援がピタリと止みます。
少しの静寂の後、主審からボールが投げ上げられ、試合開始です。
コート上部のディスプレイとスピーカーから、試合前にも行った応援の音声と映像が流れてきます。
Let’s Go! Hiroshima!!
しかし、初めて行った人は言ってる暇なんかないです。
コート上が忙しすぎます。
攻めてたと思ったらいつのまにか守っていて、かと思ったらシュートが入った瞬間また攻撃に転じて3ポイント。
ただし、ボールが大きいこと、後ろの席でも野球程距離がないこともあってか、ボールを見失うことはなく、最初から最後まで初心者でも楽しみ切ることができます。
豪快なダンクは、むしろ相手チームの方がたくさんカマしていたように感じましたが、ドラゴンフライズは一気に点差を詰める3Pシュートを良く打つし良く決まります。
ドリブル、パスの疾走感、ダンクや身体がぶつかり合う迫力等がバスケットボールの魅力だと思いますが、このプロバスケットボールの魅力はもっと別のところにあると感じました。
プロバスケットボールの魅力3選!
1. みんなが見ている!
10分×4Qという短い時間で構成されている分、プレー中はほとんどの観客がプレーを見ています。
バスケは10分間という短い時間で区切られていることもあり、1つのクォーター間は席を立つのもはばかられるほど、全員がプレーに熱中していて、会場全体の一体感を感じられます。
2. 休憩時間も休憩させない!
クォーターの中、10分の中でもタイムアウトで時計が止まりプレーをしていない時間があったり、クォーター間やハーフタイムに休憩時間があったりするのですが、その間もチアダンスチームが踊ったり、子供たちによるシュート対決やけん玉チャレンジなどが行われ、隙間時間もたっぷり楽しませてくれます!
3. コンセプトの戦い!
HIROSHIMA PRIDEと称して、様々な広島らしさを感じさせる施策があります。
「平和があるからこそのスポーツ」「スポーツがあるからこその平和」をテーマに、試合前の「おりづる交換」、試合後にはフェアプレーを称える「おりづる賞」を表彰します。
更にコートを綺麗にするモップはお好み焼きのヘラの形をしているなど、まさに広島を誇りに思える一日になります。
そして私が最も感動したのが、試合終了後。
審判のホイッスルが試合終了を告げ、おりづる賞の授与などが終わった後、スタジアムDJがおもむろに観客全員を立たせます。
何事かと思うと、相手チームへのリスペクトを込めて、対戦相手の退場に全員でスタンディングオベーションを送りましょう!と告げます。
これは本当に素晴らしいことだなと。これぞプロスポーツ、興行として最高の瞬間だと感じました。
バスケットボールは、正直ファウルのルールとか全く分かっていません。
今のファウルだろー!とか全然わかんないです。
ぶつかられて吹っ飛んだ選手がファウルを取られたり、激しくぶつかってもノーファウルだったり。
ただ、ルールがわからないからこそ、審判への不平不満がないというのは精神衛生上とても良いです。
本当に楽しく見れます。
シーズン途中からハマったドラゴンフライズですが、最後にはファン感謝祭まで行って、シーズン終了まで楽しみ切れました!
このオフシーズンに更に知識を増やして、来シーズンは更に楽しめるように画策中です。
推しを作ると楽しいです!
朱色のアイテムを見つけるだけでも「これドラゴンフライズっぽいな!」と嬉しくなってしまいます。
推しができて楽しい思いを綴っていたら、すっかり長くなってしまいました。
推し活の楽しさ、存分に伝わっていれば幸いです。
目を凝らせば、世の中は好きで溢れています。
皆さんも是非好きを見つけて推し活を!
良ければドラゴンフライズもよろしくお願いします。
May the Oshi be with you. ~推しと共にあらんことを~