多数決は最悪
Aくん) こっちがいい!
Bさん) いや、僕はあっちがいいと思う!みんなもそう思うよね?
意見が割れることって日常に溢れていますよね。
そんな時、どうやって意見をまとめますか?
人数が少なければ、文句なしのじゃんけんもいいでしょう。
晩御飯のおかずなどでは、意志の強い方の意見を優先することもありますね。
今日はさっぱりしたものがいいなあ、
と思っていても、
どうぅぅうしても!!
唐揚げが食べたい!!!!
と言われたら、まあ、いいよ。って唐揚げになったりします。
あとは人数が多ければ最も使われる手段が表題の「多数決」です。
人数が多い時、例えば国民全体で投票する選挙。全世界ほとんどの国で多数決が行われています。
ただし、、、
多数決は最悪の決め方
とも呼ばれています。
いいと思ってなくても選ばれる可能性が高いのが多数決です。
例えば100人で3つもの(A~C)を選ぶとき、
100人中60名がAだけは嫌。と思っていても、半分以下の票のせいでAが選ばれてしまうこともあります。
A=40票
B=35票
C=25票
多数決よりも、もう少し公平だとされるのが「ボルダルール」です。
数学で習った言い方に変えると「重み付き計算」に近いです。
1番を投票する多数決とは異なり、例えば1~3位までを順位付けして投票します。
1位=3ポイント
2位=2ポイント
3位=1ポイント
というように、順位ごとにポイントをつけて集計を行います。
こうすることで、真の意味でみんなで選んだ状態に近づけられます。
嫌なものを避けられる選び方とも言えますね。
しかし、時間やお金、手間を惜しまないのであれば、ベストな方法は他にあると思います。
それは「全員一致の合意」です。
これは少人数ならできますね。例えば先ほどの晩御飯。
さっぱりもいいけど、唐揚げはどう?
夜ご飯だしがっつりいこうよ!
どうしてもさっぱりしたいなら、唐揚げにおろしポン酢とかかけるのはどう?
このように、お互いを納得させる議論をしながら最終的に双方合意、満場一致となった時にめでたく決定!
というやり方です。
理想的と分かっていながらあまり取られない方法です。
人数が多いと手間がかかるのが最も大きな理由だそうです。
ただし、大事な決定、大きな決定ほどこの方法に近づけるべきだと思います。
手間がかかってでも、一人一人と向き合うことが大切なことって必ずあると思います。
大きなことほど丁寧に、納得しながら、納得してもらいながら進んでいきましょう!