大セルフ時代
家の隣のスーパーが、20年ぶりくらいに改装のため1か月ほど閉店していました。
家の隣、厳密には駐車場等を横切るため200mほど離れています。
この距離が微妙に面倒くさい。
本来、料理を作っている最中に買い忘れに気づいても買いに行ける距離なのですが、面倒くささが勝ってしまい、料理の方を変更することが多くなってきていました。
スーパーの改装閉店が決まったのはそんな時でした。
楽さにかまけていた私には衝撃的な事件です。
日々の買い物は、車を出さないといけない距離のスーパーに向かい、毎日は来れないので一週間分をまとめ買い。
大変な量の買い物をしながら帰っていました。
先日、ついにそのスーパーが改装オープンしました!!
なんと6列あったレジが2列しかありません!
その代わり、セルフレジが10台以上ずらっと並んでいます。しかもキャッシュレス専用のレジも複数台!!
おじいちゃん、おばあちゃんの憩いの場だったスーパーなので
大丈夫か?と思いながら眺めていると、
おじいちゃんたち、みんな空いているセルフレジに流れていきます。
いやいや、大丈夫か?!と心配しつつ眺めていると、
おじいちゃん、おもむろにスーパーのプリペイドカードを取り出します。
さすがヘビーユーザー。セルフレジになる前から、既にキャッシュレス使ってたんですね。
使える人にはむしろ列が伸びなくて使いやすくていいんですよね!セルフレジ。
あと、個人的に助かるのは新しい決済方法を試しやすい点。
お店の人が目の前にいないので、スマートウォッチでのタッチ決済やスマホ経由でのクレジット決済など、新しく手を出した決済方法を思う存分ミスりながら試せる点はセルフレジの良い点です!
ところで先日、ガストに行ってきました。
自動音声の「いらっしゃいませ。」に出迎えられ、入口の自動発券システムで席を指定され案内通りに席に座ります。
タブレット端末で注文を済ませると配膳ロボットが料理を持ってきてくれます。
PCを広げながら片手間でご飯を食べる行儀の悪さも、ウェイターさんがいないのであまり気になりません。
そして料理を食べ終わり、PC作業も一区切り。店を出る前のお会計もセルフレジで済ませて
自動音声の「ありがとうございました。またのお越しを。」を背に受けながら退店。
味気なッ!!!
味気なさすぎる!!!
レストランってこんなだっけ?
と思うと同時に、とことん人と話さなくていい世の中になったんだなぁとしみじみ感じました。
どちらが良いというわけではないですが、選択できるなら私は店員さんにありがとうを言える場所を選びたいです。
出張中の夜ご飯、今晩は地方の小さな居酒屋さんに暖かい声を浴びに行ってきます。