消えたペプシマン
コーラと言えばコカ・コーラ?それともペプシ?
どちらにせよ、だれもが認める2強ですね。
1990年代から2000年代初期にかけて、激しいプロモーション合戦が行われていました。
そんな中、90年代に入ってからは「チョコエッグ」の発売を皮切りに「大食玩時代」に突入しました。
ここで表題のお話がやっと出てきます。
90年代後半ごろからペプシのペットボトルに「ペプシマン」のボトルキャップがオマケとして付属販売され始めました。
ペットボトルのキャップに被せる形で付けることができるペプシマン。
バスケをしたり、ホットドッグを食べたり、人文字をしたり、様々なポーズで我々を楽しませてくれました!
スターウォーズとのコラボ等もあり、レアなボトルキャップを持っていたら学校で自慢できたものです。
ちなみに一方のコカ・コーラは、久しぶりにコンビニで瓶を売り始めたと思ったら、スーパーヨーヨーを付属させ、コカ・コーラヨーヨーブームに再び火をつけました。
ペプシの話に戻ります。
普段はペットボトルの上でキャップに被さっているのが定位置のペプシマンですが、時々CMにも登場していました。
愛らしいお間抜けキャラが益々人気に拍車をかけていました。
そんなペプシのキャップ、なぜそんなに人気だったのかというと、ブラインドパッケージだったことが大きいと思います。
所謂ガチャ要素ですね。
中身が見えない状態で購入して、欲しいのが出なければ一本、もう二本と購買意欲を掻き立てる商法。
これに黙っていなかったのが公正取引委員会です。
販売者のサントリーは「総付懸賞」と位置付けていましたが、「一般懸賞」であるとみなされて景品の限度額の問題が指摘されてしまいました。
UFOキャッチャーやくじ引きなどでも問題になったアレです。
(※景品はちなみに商品の2%以下でなければならないそうです。)
ということで、中身が見えるように販売されるようになったボトルキャップは購買意欲をそそることなく、人気は一気に冷めてしまいました。
その後、ペプシブランドのマーケティング戦略の変更により使われなくなったとのことでこれからもペプシマンを見ることはなさそうです。。。
ちなみにペプシマン、当時CGを使って作られた日本オリジナルのキャラクターだそうですよ。
またペプシマンシリーズ、復活しないかなあ?