あかぎれ・ひびわれ
冬になると多発するひび割れ・あかぎれ。
皸
漢字があるんですね。この記事書き始めるまで知らなかったです。
あかぎれ、もとい皸のお話ですね。
皸に関しては、
冬は乾燥しているからあかぎれになりやすい。
お湯を使うとあかぎれになる、水仕事は我慢してでも水を使った方が良いなどと聞くことがあります。
これ、本当なのかな?と思いまして。やっぱり毎日行う水仕事、寒い冬はお湯でやりたいじゃないですか。
また、夏にもあかぎれになることもあるけどな?とも思ったりして。
これについて、今回ちゃんと調べてみました。
あかぎれとは
皮膚の水分が蒸発し乾燥することにより、かゆみを伴う「ひびわれ」が起こり、さらに乾燥が進むとひびわれが深くなって角層の下の真皮が破れた状態となります。
これが痛みを伴う「あかぎれ」です。
(皮膚は外側から 表皮・真皮・皮下組織 の3層にわかれています。)
あかぎれの原因
肌の乾燥
冬に起こりやすいと言われる最大の要因。
気温が下がると飽和水蒸気量が減り、空気中の水蒸気が水や氷になってしまいます。
これにより乾燥してしまい、肌の水分も抜けやすくなってしまいます。
バリア機能の低下
こちらは夏にも起こってしまう原因です。
コロナ以降冬でも夏でもしっかり手を洗う習慣が根付きましたが、それにより肌のバリア機能が低下してしまい、それにより肌の保湿機能も低下してしまいます。
強い殺菌作用のある石鹸やアルコール消毒液で手を洗うとバリア機能まで洗い落としてしまいます。
また、手足が冷えるとバリア機能が低下するので冷水で手を洗うのも実は×。
お湯なら良いかというと、42℃以上の熱いお湯ではかゆみセンサーが働くのでかゆくなってしまったり、皮脂まで洗い流してしまうので熱すぎるのもNGです。
あかぎれ予防
そして、お待たせしました。予防についてです。
原因を見れば明らかなように、なるべく保湿して、肌の健康を保つことが予防に繋がります。
まず乾燥対策として、保湿クリームを塗ることが有効です。
また、加湿器を稼働させたり、洗濯物を干したり、お部屋を乾燥させないようにするのも大切です。
バリア機能の低下を防ぐために、洗車や掃除、食器洗いなど長時間の水仕事の際にはゴム手袋を装着することも有効です。
手の洗い方にも工夫が必要です。外から帰ってきたときは殺菌作用の強い石鹸、普段使いでは無添加の優しい石鹸を使うなど、使い分けることも良い対策になります。
また、35℃程度のぬるま湯で手を洗い、しっかりと水分を拭き取り、ハンドクリームを塗りこみます。
水分を拭き取らないと、手についた水分が蒸発する際に肌の水分まで一緒に飛んでしまいます。
あかぎれになったときの対策
軽い皸の場合は絆創膏が有効です。
家にあるなんにでも使える奴じゃなくて、あかぎれ用 というものであれば、水でぬれてもはがれづらかったり、動きの多い手の指に貼ってもはがれづらかったりするみたいです。
また、ひどい場合は皮膚科を受診するのもおすすめです。
想像以上に早く治る、絆創膏を冬の間買い続けるよりかえって安く済んだとの声も。
ということで、あかぎれ対策ばっちりで、きれいなおててで冬を越しましょう!!