ごにん逮捕
三人合わせて、Perfumeです!
五人揃って、ゴレンジャー!!
1人だけでも、誤認逮捕!!
ということで、今回は誤認逮捕についてのお話です。
誤認逮捕に似た言葉に「冤罪」があります。
本題に入る前に先に冤罪の話をしておきます。
誤認逮捕との違いは判決です。
冤罪は無実の罪で刑事裁判で有罪判決を受けて刑罰が科せられることです。
一方誤認逮捕はその名の通り、誤って逮捕されること、罪を犯した事実がないのに容疑をかけられて逮捕されることです。
意外と誤認逮捕の例は少なく無く、年間300件以上が毎年誤認逮捕されています。
逮捕には三種類あり、通常逮捕の他にも現行犯逮捕や緊急逮捕というものがあります。
通常逮捕を原則としていますが、裏付け捜査をせずに目撃証言を鵜呑みにした、証拠を探す捜査を怠ったなどのヒューマンエラーが誤認逮捕を生み出しています。
誤認逮捕とはいえ、逮捕は逮捕。
前科はつきませんが逮捕歴は残ってしまいます。
で、誤認逮捕された後なのですが、例えば誤認逮捕されて逃走した場合、無罪が認められたらどうなるのか。
この場合は誤認逮捕された件は無罪ですが、逃走についてはまた別の罪になってしまうそうです。
ちなみに誤認逮捕に対して賠償制度もあるそうで、身柄拘束を受けた1日あたり1000円以上1万2500円以下を請求できるとのことです。
ここで誤認逮捕の一例を。
振り込め詐欺の疑いで、20代の男性が緊急逮捕されました。
振り込め詐欺被害にあった女性宅の近くで真犯人Aを現行犯逮捕。
更に現場近くにいてAと話していた男性も緊急逮捕。
逮捕の理由は「逃走したから」。
ここまで聞くと、まあ警察から不用意に逃げちゃ怪しいでしょ。と思っちゃいますよね。
ただ、重要なのはここから。
しかし逮捕した警察官は当時、私服姿で警棒だけを持って追いかけています。
事情を知らない傍から見たら、警棒を持った男が追いかけてくる。
そりゃ逃げるわ…
警棒を持った男が追いかけてきたときの適切な対処法は「逃げる」です。
ちなみに、男性はAに道を聞かれていただけで何の面識もありませんでした。
警察の逮捕理由が安直すぎる、まさに裏付け捜査が不十分な一例です。
こんな具合の誤認逮捕が年間300件。
こんなこと気をつけようもありませんが、この手の巻き込まれは遠慮したいところですね…