畜糞処理 part3
第3章 畜糞処理と環境問題
畜糞を扱うからには臭気との戦いは避けられません。
臭気対策として脱臭炭や薬液による触媒脱臭など、後付けで脱臭施設を設けている農家さんもいますが、できれば畜糞処理設備自体に脱臭機能も付いていてほしいところ…
更に、焼却など火を扱う場合は排気ガスに含まれる塵の対策も同様に必須となります。
環境問題というのは大きく分けて2種類の見方があります。
① 近隣地域の環境 ② 地球規模での環境 この2つです。
実は①も②も繋がっているんですけどね。
①の近隣地域、地域住民の方へ理解してもらえるレベルの環境対策を行えば、自ずと②の地球環境を守ることにも繋がります。
こういった環境対策に強いのが弊社の一番の特徴でもあります。
1. 法規制
畜糞処理設備を入れるには様々な届出を提出しなければなりません。
排ガス規制や騒音規制、振動規制に消防への届出など、様々な申請をお客様自身の手でやってもらわなければなりません。
ただし、この部分を弊社がお手伝いします。
・何をどこに出せばよいかわからない!
・初めてのことだらけでどの書類を書かなければならないかわからない!
・なんだか知らないけど大変そう!
というお悩みを解決すべく、役場や消防署への申請のサポートをさせていただきます。
2. 排ガス対策
排気ガスに焼却灰などの粉塵が混じっていては大変です。
近隣住民の方が洗濯物を干したら乾いたころには灰で真っ白なんてことがあってはいけません。
弊社の設備は排ガス対策で高性能集塵機を採用しています。
主に用いるのは2種類の集塵機。「サイクロン」と「バグフィルタ」です。
「サイクロン」
風の力と遠心力で空気とゴミを仕分けします。
「バグフィルタ」
無数のろ布で塵を捕集します。
コーヒーのろ過のようなイメージです。
3. 脱臭技術
弊社の脱臭方法は主に炎で焼き切る「燃焼酸化脱臭」という方式で行っています。
燃焼酸化脱臭に必要な以下の3つのTを正しく満たしています。
「Time」滞留時間
「Temperature」温度
「Turbulence」混合
焼いているのに臭気が消えない、脱臭炉に臭気を入れても排ガスに臭いが残る、などの問題は
上記のどれかを満たしていない場合が考えられます。
脱臭機能付きの畜糞処理設備なら是非弊社へお問い合わせください。
4. 省エネ
高効率の焼却炉は畜糞を焼く際にほとんど燃料を使わないなど省エネシステムが優秀です。
この焼却炉の熱を用いて温水を作ったり、乾燥に使ったりすることで、より一層エネルギーの使用を抑えることができます。省エネ化は環境に良いだけではなく、ランニングコストの削減にも繋がります。
エネルギーを消費しながら焼くはずの焼却炉で、逆にエネルギーを作って再利用することができ、
さらにその再利用したエネルギーで作った肥料で野菜などを育てる。
循環型社会の究極型とも言えるのではないでしょうか。
このように環境対策にも力を入れた畜糞処理設備の御提案ができる点も弊社のストロングポイントの一つです。
3週にわたってお伝えしてきました畜糞処理についての話題はこれで最後になります。
畜糞処理についてお探しの方、お困りの方、些細なことでも構いませんので是非お話をお聞かせください。
弊社お問い合わせフォームからの御連絡をお待ちしております。