プラセボ効果
毎日のようにウィルスに思いを馳せるなんてこと、コロナが流行らなければきっとなかったはずですよね。
健康体であればあるほど医療から離れてしまいます。
病院なんか何年も行っていないという健康な人も結構いると思います。
一方薬の方はそうもいかず、ドラッグストアへ行かずに済むことはなかなかないです。
ティッシュやトイレットペーパーを買いますからね。
シャンプーなどはドラッグストアで購入する人が66%というアンケート結果も!
https://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2017/171115/
そして少し気分が悪くなった程度では病院には行かず、市販薬で直しちゃうという人も多いかと思いますが
ここで、表題の「プラセボ効果」の話へ
聞いたことがあるでしょうか?
「プラセボ効果」や「プラシーボ効果」というもの。
効果の無い薬を投与しても、患者の気持ち次第、思い込みで直ってしまうという現象です。
人間の自然治癒力は本当はそれだけすごいんですね。
ちなみに、良くなる反対で副作用が出ると思い込んで悪い作用が出ることを「ノセボ効果」と言います。
最近だとコロナワクチンの代わりに生理食塩水を打っても、数名は頭痛や吐き気を訴えるようになるのがこれでしょう。
元々研究の際、真の薬と偽の薬(プラセボ)をそれぞれ治験者に与えて薬の有効性を確認していたようですが、今では研究ではなくても日常的に処方されることもあるようです。
例えば痛み止めを用量限界まで飲んでしまった患者さん、副作用が心配でこれ以上痛み止めを処方できないっ!
ここで登場するのが「自称痛み止め」の偽の薬。成分は効き目の無いでんぷんなど。
偽の薬でも自然治癒を助けてくれて痛みが緩和されることもあるみたいです。
なんとなく、プラセボという言葉は「気のせい」みたいな意味かと思っていましたが、実態を知ってみるとむしろ「信じる心が力になる!」といった感じですね。
なんだかゲームの主人公みたいなこと言っちゃいました。
病気でも怪我でも、治る、治ると信じ続けながら頑張ることが一番大切です。
なんの病気にせよ、患者さんの近くにいる人は、どうか心が折れないお手伝いを。