むちうち

行楽シーズン突入!
涼しくなってお出かけ日和ですね!!
遠くへ飛行機で旅行もいいですが、車でことりっぷもいいですよね。
って考える人、私だけではないみたいで、なんとなく車でいける旅行先の交通量も増えている感じがします。
なんて考えてたら!
前の車が急に曲がる!
ウィンか―出せよ!
いやいや、そんな場合じゃない!
急ブレ――――キ!!!!!
危なかったー。
ということがありました。
ぶつかってはないですし、むち打ちにもならず。
何事もなく無事だったのですが、、、
そういえばむち打ちってなんでむち打ち?
鞭で打ったような痛み?
比喩だとは思うけど、鞭って、、、
絶対アメリカから渡ってきた言葉でしょ。カウボーイしか使わないでしょあの武器。
で、どこのどの部分を鞭って言ってるの?
車ができたころには、もう鞭はつかわれてないでしょ?
なんだか危なかった後だからか、興奮して思考が目まぐるしいですね。
一つずつ確認していきましょう。
1. どこのどの部分が「鞭」なのか?
「鞭打ち」という名称は、事故の瞬間に「首の骨が描く動線」がまさに鞭をピシッと振ったときの“しなり”そのものだからです。
追突事故などが起きると、首には以下のような一瞬の急激な運動が発生します。

- 胴体だけが前進:シートベルトに固定された胴体は、車と一緒に一気に前方へ加速します。重い頭部は慣性の法則で「その場にとどまろう」とします。
- 首が「S字」にしなる:胴体と頭部に位置ズレが起き、首の骨(頸椎)が弓なりにしなります。
- 前方へ跳ね返る:しなった反動で、今度は頭部が前方に激しく倒れ込みます。
この「後ろに反って、前に跳ね返る」という一連のしなり運動が「鞭をしならせて打つ時の波形」と同じ動きだから、首の運動パターンそのものを指して「鞭打ち」と呼んでいるようです。
2. 「むちうち」はどこから?
「車が普及した時代に、なぜ鞭なのか?」
答えは、この言葉がアメリカからの輸入(直訳)言語だからです。
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誕生:1928年、アメリカの医師 Harold Croweが、整形外科学会で “Whiplash injury”という病名を提唱しました。
- 語源:Whip(鞭)+ lash(しならせる)。 アメリカの医学界で「事故時の首の動きがまるで鞭のようだ」と表現された論文や症例が、後に日本へ翻訳されて入ってきた際、そのまま「鞭打ち損傷」と直訳されました。
日本人が自発的に「これは鞭のようだ」と命名したのではなく、アメリカの医学用語を直訳してそのまま定着させたからこの名前になりました。
3. きょうび「鞭」って、、、
車ができた20世紀前半に鞭なんて使われてなかったでしょ?という私の疑念は打ち砕かれました。
実は、アメリカではカウボーイの時代(19世紀末)が終わった後も、20世紀初頭まで農耕や馬車、家畜の移動用道具として日常的に鞭が使われていたようです。アメリカ人にとって鞭のしなる動作は、非常にイメージしやすい身近な物理現象でした。
では、日本では?
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日本の歴史における鞭: 日本でも古くから鞭は存在しました。ただし、カウボーイのような革製の長い鞭ではなく、「竹鞭」や「木鞭」と呼ばれる棒状のものが中心でした。合戦時の乗馬や、寺子屋・学校での体罰・しつけの道具、あるいは牛馬を追う農具として使われていました。
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現代の鞭: 現在では競馬の騎手が使うムチや、乗馬クラブでの合図用、サーカスなどの興行などに用途が限られています。
- 誤訳:ただし、日本に「むちうち」という言葉が明治〜昭和初期に翻訳され入ってきたとき、昔の日本人が知る鞭は、鞭と言いながら細い棒、しならせるというよりは、ピシッとたたくものだったため、日本人は「鞭…? あの細い棒で叩かれたような傷や痛みのことか?」と、本来のニュアンスとはズレた解釈をしてしまっていたようです。
というか、そもそもカウボーイの鞭って武器ではないみたいです。
私はてっきり相手の足を引っかけたり相手の銃を奪うための武器だと思っていたのですが、本来の用途は「音で家畜をコントロールする道具」だそうです。家畜にも直接たたきつけて使われたりはないそうです。
なんという世間知らず、、、
ということで、行楽シーズンのウィンカーから始まった疑問は終着しました。
「とりあえず直訳した結果、意味は違うが痛そうなイメージがついた」
です!