本を聴く

多様性の時代ですね。
鼻息荒く権利を主張する人の話ではないです。
読書もずいぶん多様化しました。
壁画から始まりパピルスへの文字記録、人類史上最古の本と言われている「ギルガメシュ叙事詩」から4000年、紙の本の出現からでも2000年が経った今、新たな方法が根付き始めています。歴史が変わり始めています。
このブログは9年続いておりますが、秋になる度に読書ネタを書いている気がします。
読むことが好きだからこそ、ここまで書き続けられているのかもしれません。
と言いながら、今回も読書好きの方から待ったをかけられそうなネタです。
「オーディオブック」
です。
昔ながらのあの書籍、物理的に形があるやつを今回は「書籍」と呼ばせてください。
「書籍」と「電子書籍」と「オーディオブック」、それぞれにメリットデメリットがあり得意分野は少しずつ違います。
どれがいい、どれはダメではなく、みんな違ってみんないいんです。
まずは本を以下の7つに大別させていただきます。
①辞書・事典・図鑑(調べる本)
②小説・エッセイ(物語を文章で楽しむ本)
③漫画(物語を文字と絵で楽しむ本)
④ビジネス・実用書(悩み解決・スキルアップ)
⑤専門書・学術書(知識・学問)
⑥雑誌(トレンド・情報)
⑦ビジュアル本(鑑賞・コレクション)
書籍
メリット
ページをめくる音や紙の香りなどを五感で楽しめる。
所有欲が満たされる。
今読んでいるところが本の序盤か中盤か、一目でわかる。
人に貸すなど共有しやすい。
見開きで閲覧しやすい。(漫画や雑誌)
ページに指を挟んでパラパラと見比べることができる。
“本読んでる感” を出せる。頭良さそうにイキれる。
(ブックオフで売れる)
デメリット
かさばる、重たい。
購入までに制限がある
(本屋さんの開店時間によるので深夜や早朝に買えない
ネット注文の場合購入から本が届いて読むまでにラグがある)
紙で手を切る恐れ
破れる、濡れるなど破損の恐れ
得意分野
②③⓺⑦
やっぱり王道!紙の本!
作家さんには怒られちゃいそうですが、読まなくなったら売れるのも大きなメリットだと思います。
デメリットには書きましたが、本屋さんに出向かないと買えないところもまた良さでもあります。
雑に扱えば破れるから大切に読む、あの人から借りたものだから大切に、という優しさや温かさを感じることができるのは紙の本の醍醐味ではないでしょうか。
電子書籍
メリット
実態が無いのでかさばらない、重たくない
本のどこまで進んだか(中盤?終盤?)わかりづらいので物語に没入しやすい
気になった瞬間に買える、読める
デバイスを変えることで見え方を変えられる
デメリット
人と共有できない
デバイスによっては字が小さくなるなど読みづらいこともある
電子書籍の会社がサービスを終了すると、それまで購入したすべての本が消失する
得意分野
①②⓷④⑤
個人的大本命、電子書籍!
強みは何と言ってもかさばらない!
出張族の私としては何より強い選択理由になります。
また、電子書籍が読みづらい場合、大抵設定をいじるか、別のデバイスで試せば解決することが多いです。
てくのろじーを使いこなそう!
ただ、漫画や雑誌などは絵と文字をセットで見なければならないので、向いていないものもあります。文字を見るために大きくすると絵が見えない、絵を見るために俯瞰にすると文字が小さくなる、、、
それでも手の中に大好きな漫画を棚ごと持ち歩けるのは学生時代の夢がかなったような気分です。
オーディオブック
メリット
ろう者の方には最高。
運転中やランニング中など、ながら読みできる
目に優しい
耳から入った情報を想像しながら聴けるので意外と本を読むときとあまり変わらないことが脳で起こる。(ので、通常の読書体験と変わりない。)
脳がつかれていても自動で進んでくれるので読書の速度を保てる
俳優や声優による豪華な声当てが聞ける
デメリット
図で説明される時など耳だけでは限界がある場合もある。
文字ならではの言葉遊びが崩壊する。
読書力、読解力はつかない。
文字が無いものは聞けない。
得意分野
②④⑤
そして大穴、オーディオブック。
これ読書か?と言われると、聞いたことある人は「意外とこれも読書よ。」なんて答えてくれるんじゃないかと思います。
まだまだ本の種類が少ないところは改善の余地ありですが、読みたい本がたまたまオーディオブックにあれば大チャンス!
例えば小説は、自分が頭の中で想像したのとは、また違ったアプローチで声優さんがセリフを読んでくれるので、自分と違う解釈だったときなど、小説を読んだ話を人と共有したような気持ちになれます。
(例:台詞を静かに読むか、熱く読むか!等)
様々な解釈ができることが本の魅力だと思うので、それが均されてしまうのは少し残念ポイントかもしれないですが。
そして最も向いているのがビジネス書や学術書。
インプットすることだけにフォーカスすると、最も優れた方法とさえ言えるかもしれません。
歩きながら、あるいは運転しながらビジネス書をサラーッと流しで聞いていく。難しく理解しがたい文章も途中で止まらず最後まで読み切ってくれます。
長々と書きましたが、結局何が言いたいかというと、、、
オーディオブック、意外とちゃんと読書です。
本を選んでから読み方を考えるもよし、読み方をまず選んでから読みたい本を選ぶも良し。
いろんな読書法を使いこなして、あなたも良い読書ライフを!
本を読もう ではなく、本を “たくさん” 読みましょう!!