面倒な風習、美しい慣習

日本の風習って面倒でできればやりたくないというのが多い印象があります。

そういう類のランキングでいつも上位に上がるのが年賀状や飲みの席でのお酌。

 

私は年賀状世代ではないので、そもそもあまり書いた覚えがありません。

その代わり仲のいい人にはメールやラインで昨年の御礼と新年のご挨拶は送りますけどね。

 

お酌は本当にいらないと思います。

自分の事は自分でやればよい。

「ほら、部長さんのグラス開いてるよ」とか教えてくれる先輩社員とか

上司が自分で瓶ビール注いでいるだけで「あっ、すみません」とか言わないといけないやつ。

あれ本当に早く無くなってほしい。

 

あと、賛否両論引っ越しそばとか、その他にもマナー講師の作ったマナーとかね。

 

気にしようと思えば本当にキリがない!!

 

 

ただし。

そんな無駄ルールの多い日本ですが、元はと言えば、気遣いの国。おもてなしの心からきている慣習なことがほとんどです。

 

これは無くしたくないという美しい文化もたくさんあります。

 

例えば「お持たせ」知ってます?

お土産に持ってきてもらったものを出すときだけ使える伝説の言葉です!

ここぞというときにその言葉をつかえるの、かっこいい。

「お持たせで失礼ですが、どうぞお召し上がりください」とか。

 

 

他にはお土産文化。

普通、お土産を渡すのはお邪魔する側というのがビジネスマンの常識だと思います。

しかし来てもらった側が来てくれてありがとうの気持ちを込めて、帰り際にお土産を用意しておくという文化もあります。

これはおうちに人を呼んだくらいではなかなか用意しませんが、例えば結婚式なんかではお土産もらいますよね。

御祝儀のお返しも兼ねてあることがほとんどでしょう。

 

あと、意外と消えかけている、みんな揃っていただきますの文化。

乾杯はみんなが揃うのを待つのに、なぜかご飯の時は揃うのを待てない人、多いみたいです。

我先にと食べるより、みんなで食べるのが一番おいしいです。OK?

※お昼時のラーメンなんかはその限りではない。

 

私は文化がどんどん変化して進化していくのは大賛成ですが、今の若い人の、効率のために!とか、面倒だから!とかいう理由だけで古い風習を簡単に捨ててしまう流れは良くないと感じています。

 

そういった効率化は、良くなるのは作業効率だけで、おもてなしの心や気遣いの気持ちが抜けてしまっては、メンタル面の効率というか、心の余裕がどんどん無くなってしまいます。

 

弊社も含め、歴史の長い会社ではありがちだと思いますが、「これなんのためにやってるんだろう?」ということが常習化している作業。

長く勤めている先輩に聞いてみると、実は昔ながらの会社だからこその気遣いのひと手間だったりすると、ちょっとだけ自分の会社が誇らしくなったりしませんか?

 

そんな心の行先も考えた、本当の意味での効率化を目指していきたいと思います。

2021年06月02日