鳥インフルエンザ

最近ニュースをにぎわせているウィルスはもはやコロナではなくこいつです。

先日定食屋の店主さんが常連さんとこんな会話をしてました。

 

「鳥インフル流行ってるね、あれも人に感染するんかね?

「いやまあその唐揚げは高温で揚げとるけん大丈夫よ。

「ほうか。まあ、手洗いうがいすれば大丈夫よぉ。

 

いやいやいや!!!

危ない危ない!!

世間ではそんな認識なの?!

ということで、ここに書かなければと思い、今回は鳥インフルのいろはをお教えします!

 

 

鳥インフルエンザとは。

Highly Pathogenic Avian Influenzaの略で「HPAI」や「AI」とも呼ばれています。

渡り鳥が運んでくる。または、人や車に付着して感染が拡大していると言われています。

インフルエンザではあるのですが、これは主には鳥限定のインフルエンザで、人に感染することは極めて稀。

しかも、その極めて稀な感染した例も、感染した鳥やその排泄物に濃厚接触した人たちです。

ちなみに食肉や卵を食べて感染したという事例はゼロです。

 

そう。コロナウィルスのように人を直接脅かすようなウィルスではありません。

が、ここまで大々的にニュースになるのには理由があります。

 

 

鳥インフルエンザの脅威

鳥に対しては大変脅威となり、養鶏場で一羽でも症状が確認されてしまうと、その養鶏場の鶏は全て殺処分しなければなりません。

何日も、何十日も育てた鶏全てです。今までの苦労が水の泡、くらいならまだ良い方です。

これからこれを売りに出して生計を立てていくはずだったのに、お金をかけて育てるだけ育てて稼ぎはゼロになってしまいます。

(多少の補助は出るみたいですが…)

加えて、地域によりますが半径3キロメートル以内での鶏の移動を禁止されるので、近隣に農場がある場合はそちらも大ダメージです。

 

 

食品の安全性

鳥インフルエンザの鶏が一羽出てしまうと、農場全体を焼却、埋却、消毒等の防疫処理が行われます。

すなわち、鳥インフルエンザに罹った鶏が市場に出ることは絶対にありえません。

また、鳥インフルエンザが出た農場は一度全てを消毒されているため、ある意味一番きれいな農場です。

 

防疫処理以降に市場に出てきた鶏や卵は安心して食べることができます。

 

 

鳥インフルエンザの種類

人のインフルエンザにはA型とB型とC型があります。

簡単に言うと、A型はつらいやつ。B型は長いやつ。C型はこどものやつ。

鳥インフルエンザにはA型しかありません。

A型の中でも数種類あります。今までに流行っていたものを以下の表にまとめてみました。

  H5N1 H7N9
直近の
日本での発生状況
平成30年1月 香川県
平成28年11月 青森県
平成27年1月 佐賀県
日本での事例は無し
世界での発生状況 鳥類では東南アジア・
中東・ヨーロッパ・
アフリカの一部地域
中国及び香港
発生時期 2003年以降 2013年以降
潜伏期 概ね 2 ~ 8 日 多くは2~5日

今回流行っているのはH5N8亜型という型です。

大別するとH5亜型なので左側の例に属します。

(令和2年11~12月 香川県、福岡県、兵庫県宮崎県、奈良県、広島県)

 

ヒトからヒトへの感染は極めて稀とされています。

一般の方へはここまでで十分かと思いますが、うちのお客様の中には養鶏をされている方もいらっしゃいます。

養鶏をされている方への注意喚起はこの程度では不十分です。

 

 

養鶏をされている方へ

直接鶏や鶏糞に触れる機会がある方は、人への感染リスクも出てきます。

細心の注意を払い、死鶏の数が異常な場合は家畜保健衛生所または獣医師へ連絡してください。

鳥インフルエンザではない可能性もあります!!

報告することがまずは大切。

調査結果を待ってからにはなりますが、鳥インフルエンザ陽性の場合は消毒処理を行いに防疫員が参ります。

その後は保健所の指示に従う必要があります。

 

また、畜糞については必ず発酵や焼却、乾燥等の処理をしてください。

生糞のまま場外へ持ち出さないようにしてください。

また、車両のタイヤや長靴の消毒も徹底し、持ち込まない・持ち出さないを徹底してください。

 

 

コロナのさなか、鳥インフルエンザまで流行してしまい大変な状況ですが、業界全体で支えあいながら乗り切れればと思っております。

 

 


濱田製作所では以下の日を年末年始休暇とさせていただきます。
12月28日~1月5日
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2020年12月09日