人の興味、またその集合体である世の中の興味というのは様々です。
それは時に趣味にもなり得るし、時に新しいビジネスのヒントにもなり得ます。
人の原動力となるのは興味と言っても過言ではないかもしれません。
しかし、これには注意が必要。
誰にも強要できないのが難しいところ。
人の心は千差万別。原動力である興味も十人十色。
好きなこと、面白いと思うことは人によって全く違います。
同じ家で同じスポーツをして同じ学校で学んで同じように育ってきたはずの兄弟でも全く違う職に就くことなんかざらです。
長い前置きですが、今回は「興味」と「ビジネス」それから「採用活動」についての記事です。
例えばお金を動かすことに楽しさを見出す資産家に対して、ものづくりのクリエイティブさをどんなに熱く語っても、
「お、おう。。。」
引かれてしまいました。
逆にものづくりがしたくて就活をしている学生さんに、「銀行員にならないか?」と突然聞いても、
「いえ、なりません。」
と即答で断られることでしょう。
withコロナで、新たな業種に手を出してみませんか?のような営業が最近増えてきています。
面白い発想ではあるのかもしれませんが、笑っちゃうほど興味ない。
ものづくりを生業にしているからにはそういうことが好きだと予想して、そっちの方面から攻めてくればいいのに。と、いつも思います。
これは全ての「勧める」ときに頭に入れておくべきことです。
自社製品を「勧める」営業活動
好きな音楽などを「勧める」趣味の話
うちで働きませんか?と「勧める」採用活動
押売り、有難迷惑になってしまっては本末転倒です。
どうせ勧めるなら、雑談であろうがちゃんと響かせたい。
そして、響かせる唯一の方法が "相手の気持ちになってみる" です。
興味を持ってもらうためには、まず相手に興味を持つことから。
相手が興味のあるジャンルから徐々に道を切り開いて、うちの縄張りに持ってくれば、あとはもう思いの丈をぶつけるだけです。
みんなが今、注目していることから、上手に話をつなげる訓練をしていれば、話上手になれること間違いなし!
「コロナ、大変ですよね
でもいいこともあるみたいですよ。例えば新幹線とか。
今めちゃくちゃ空いてるらしいですよ?
新幹線、かんせん。。。あ!感染と言えば最近コロナ、大変ですよね
でもいいこともあるみたいですよ。例えば新幹線とか。」
だめだ、上手く話せない……