焼却炉のはなし

今回は表題の通り、焼却炉のお話です。

 

昔はシーズンになると野焼きの匂いがしてきて季節を感じていましたが、現在は野焼きは廃掃法で禁止されています。

 

ということで、焼却炉が必要になります。

焼却炉と言っても、小さなものでは届出も不要なものもあったり、逆に大型の物になると許可が出ないと設置できないものもあったりと、実に様々です。

 

実は焼却炉は細かく法で規制されていますのでご紹介します。

まずは大きさ等による、焼却炉の届出等についてです。

法規 届出不要 ダイオキシン類
特別措置法
廃棄物処理法 大気汚染防止法
焼却能力
火床面積
火格子面積
廃プラ類
50kg/Hr未満
0.5㎡未満

 
50kh/Hr以上 届出
0.5㎡以上 届出

 
200kg/Hr以上 許可

2㎡以上 許可
100kg/日超 許可
200kg/Hr以上 届出

2㎡以上 届出
 
規制内容   〇ダイオキシン類濃度基準
排気 5ng-TEQ㎥N
〇ダイオキシン類排出基準
ばいじん・灰 3ng-TEQ/g
■この数値を超えた場合は3ng-TEQ/g以下となるような中間処理が必要となります。
〇ダイオキシン類濃度基準
排気 5ng-TEQ㎥N
〇ダイオキシン類排出基準
ばいじん・灰 3ng-TEQ/g
■この数値を超えた場合は3ng-TEQ/g以下となるような中間処理が必要となります。
ばいじん 0.15g/㎥N
HCl 700mg/㎥N
Nox 250ppm
Sox K値規制
測定義務 不要 ダイオキシン類濃度1回/年、作業環境測定1回/6月 ダイオキシン類濃度1回/年、作業環境測定1回/6月 2回/年以上

 

 

 

 

次に、廃棄物処理法で決まっている全ての焼却炉に適用される法令です。

[環境大臣が定める焼却の方法(廃棄物処理法施行令)]

1. 煙突の先端以外から、燃焼ガスが排出されないように焼却すること。

2. 煙突の先端から、火炎又は黒煙が排出されないように焼却すること。

3. 煙突から、焼却灰及び未燃物が飛散しないように焼却すること。

[焼却設備に構造(廃棄物処理法施行規則)]

1. 空気取入口及び煙突の先端以外に、炉内と外気とが接することなく、燃焼ガスの温度が800℃以上で焼却できること。

2. 焼却に必要な量の空気の通風が行われること。

3. 外気と遮断された状態で、定量ずつ投入することができること。

  (ガス化燃焼方式その他構造上、やむを得ないと認められる場合を除く。)

4. 温度測定装置が設けられていること。

5. 助燃装置が設けられていること。

 

廃棄物の焼却は、上記を全て満たす焼却炉以外の使用を禁止されています。(違反の場合罰則有り)

 

 

 

ただし、呉市HPによると以下の場合は特例で認められています。

条例についてはお住まいの地域によって様々ですので調べてみて下さい。

焼却内容 具体的な例
震災,風水害,火災,凍霜害などの災害予防,応急対策または復旧のために必要な廃棄物の焼却 防災訓練での消火訓練用の焼却,凍霜害防止のための稲わらなどの焼却
風俗慣習上または宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却 とんど焼き等の地域の行事における,正月のしめ縄や門松など焼却
農林,林業,漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却 あぜの草や下枝の焼却,海産物の焼却,浜辺で行うかき筏の焼却
たき火など,日常生活の中で通常行われる焼却で,軽微なもの(煙の量や臭いが近所の迷惑にならない程度の少量のこと) たき火 キャンプファイヤー

 

2019年11月13日